学校公開がありました。

6年生は小学校最後。

1年生は今年度最後。

2人とも国語と算数と道徳でした。


娘のクラスの算数は、形をやっていました。赤青黄色の三角の紙を組み合わせて、自分の考えた形を作っていました。

家とか、傘とか、滑り台とか。

そんな中、派手に手を挙げて先生にアッピールしてから見せた娘の形は、

リュウグウノツカイ(笑)

青と黄色を交互に組み合わせて胴体とし、赤をひげに見立てて、リュウグウノツカイの形になっていました。

さっさとリュウグウノツカイの形を作り、手を挙げてなかなか回ってこない先生を待つ。


そんな授業。


間延びして、メリハリがなく。

みんな姿勢はぐにゃぐにゃ。


国語も、みんなぐにゃぐにゃ。


それでも、一年の最初の授業参観では立ち歩く子もいたから、その辺は成長したようです。


でも、この授業、つまらんな。

娘でなくても、45分間、みんな苦痛だろうな。


と、強く感じました。



6年生は、算数は平均の復習でした。

先生は隣のクラスの担任。少人数制だから、色々なクラスの子が混ざっています。

内容は21人みんなの身長を全部あげて、平均はいくつか?

150センチが一番多くてね。

タブレットの計算機を使って、全部足して21で割る。


暗算で計算するようなテクニックなどにも触れないと、これまたつまらない単調な授業。しかも復習よ?

例えば、全部の数字をそのまままとめて足す以外の方法を考えてみて?

など、最初から指令を出せば面白いのに。

6年生は単調でつまらない授業に、6年間も付き合ってきたから、慣れっこか?

次の国語は担任の授業。こちらは少しまともだったかな。


隣の小学校に名物先生みたいな男性教諭がいるとのこと。

先ほど定年を迎えたけれど、未だ、これまでの半分の給料で担任を持って教壇に立っているそうです。


それまで、勉強なんてクソ喰らえだった男の子が、六年生でこの先生のクラスになり、あまりの授業の面白さに勉強に目覚め、生まれ変わったように変化した…という話まで聞くくらいの素敵な先生。


息子の三、四年時の担任は、同じく去年で定年。今はピアティーチャーとして残ってはいるが、担任は持っていない。

彼女は「もっと面白くて興味を持てるような授業をしないと」と、よくおっしゃっていた。

息子曰く、5年の時の先生の授業は面白かった。一年の担任は厳しかったけど授業が面白かった!とのこと。


今は通信や塾で勉強を先取りしている子も多いし、どこにターゲットを置いて授業すれば良いのかは悩ましいのだろうけれど。


でもね。

あんなに間延びして刺激がなくつまらない授業だと、学校で学ぶ楽しみは得られないなと思いました。


少し前、埼玉だったかな?塾の講師が算数の授業をして、子どもたちに絶賛された記事を読みました。

その時に、学校の教師に失礼だとか、小学校の担任は塾の先生とは違ってやるべきことがたくさんあるとか、そもそも塾の講師と学校の教員は目的が違うとか、そんな意見がコメントに並んでいたけれど。


もう少し子どもたちがアハ体験(古い)できる授業をしてくれると、45分が濃いものになるんだろうなと思う。


本来「学び」は楽しいものであるはず。

学びが楽しいことだと、気づけるような授業を体験できたら、子どもたちの意識も変わるのではないかと思うのですが、それを公立小学校の教員に求めてはいけないのかな?