6年生になり、精神的に成長してきたなと、感じるようになりました。


5年生の今頃は、この子はこの先どうなるのだろうと、そこはかとない不安が常に蔓延っていたのですが、最高学年になり、彼の中にある壁を自分で破っていっているような印象があります。

学校での様子を先生や彼の友だち、そして本人からも見聞きすると、一皮剥けてきたかなというような自由さを感じます。


やはり、学校側からも、6年生は最高学年であるという意識づけがなされるのだと思うのですが、それも大きなきっかけになっているのかな。

1年生のお世話も、6年生の役割として与えられたことで、だんだんと積極的にやるようになったみたいだし。


先日の小学校のお祭りでも、彼や仲間たちにとっては受け入れ難い路線変更などがあり、どうなってしまうかと心配していましたが、腹を立てながらも案外すぐに放課後我が家に集まり、友だちと買い出しに行き、自分の部屋で何人かで試作をし、お祭りで使う道具を上手に作り上げていました。

路線変更にいつまでも腐り続けず、期限のあるイベントなので前向きに気持ちを切り替え、みんなで協力して成功させたのは、立派でした。


人前では絶対弾かないピアノを、音楽の先生が来るまでの時間に、友だちに頼まれて弾いてみたり(←クレヨンしんちゃんの曲ですけどね)。更には先生が来て「私も聞きたい」と言われたからしばらく続けたとか。

放送委員で、お昼の放送の時に、アカペラで給食委員会の歌を歌ったり。


これまで、自分からは目立つこと、前に出ることを極力避けていたのが、自然に受け入れるようになってきたのかな。(目立とうとしなくても、色々な意味で勝手に目立つのですがね……悲しい


漢字のテスト勉強に至っては、やっと「追試の方が楽」と理解し、テスト前の勉強はしなくなりました指差し

これは、本人が「やらなきゃいけない」とわかっていたから必死にやろうとしていたけれど、心底拒否反応を示していて。

漢字勉強中は荒れて荒れてどうしようもなく、覚えられることも覚えられない精神状況。なんとか気持ちを鎮めて合格点をとることもありましたが、もうこんなに大変ならいっそのことテスト勉強をやらないでくれと思ったものです。


反面、家での学習は以前よりもまともに取り組むようになってきたし(←まだまだ私もやるようにアプローチはしていますが)、武道の稽古もピアノの練習も、5年生の頃よりはしっかりと意識してやっているようです。


相変わらず友だち関係で揉めたりもしていますが、以前よりもイヤな子へのこだわりが軽減しているようにも感じます。

登校時に、妹の荷物を持ってあげる姿もよく見るようになったし。


考え方や物事の捉え方が変化しているのかな。


彼の周りも成長しているのだと思います。友だちからの刺激を受け、お互いに気持ちや考え方が大人びてきているようです。

5年な時に「変なやつだ」と激しく嫌っていた男子のすごいところを見つけてきて、自分もやってみたり。


いいねいいねと思いながら、息子を含め、6年生のみんなを眺めています。


1年生の娘やその友だちを見ていると、6年生の息子やその友だちも少し前はこんなだったんだなと思い出します。

みんな、大きくなったなー。