【モスクワ時事】ウクライナ治安部隊は18日夜(日本時間19日未明)、首都キエフで欧州連合(EU)加盟などを求める反政権デモの強制排除に踏み切った。デモ隊は激しく抵抗し、拠点の広場は炎上、炎が夜空を照らした。当局は衝突の混乱の中、銃撃などで少なくとも計21人が死亡したと発表した。
報道によると、死者の内訳はデモ隊など民間人14人、治安部隊7人。負傷者はデモ隊と治安部隊で合わせて300人を超えた。
キエフでは1月下旬にもデモ隊が過激化して治安部隊と衝突し、初めて死者が出た。今回はそれを上回る最悪の事態で、2013年11月から続くデモは重大な局面を迎えた。
ヤヌコビッチ大統領と野党指導者3人は19日、混乱収拾に向けて緊急会談する。ただ、デモ隊は既に統制不能の状態といわれている。