昨日、演劇集団遊玄社の「イソップランドの動物たち」に初出演しました!!
遊玄社には大学を卒業してすぐに1年ほど所属して、宮沢賢治の話をもとにした「UBU-BOMI」という作品で全国ツアーをしました。
言ってしまえば、私のプロデビューは劇団にてということになります。
遊玄社の作品は全てアフリカの音楽と楽器を使っていて、基本的には役者さんが演出も兼ねて演奏し、歌って、踊って、アクロバティックな技もやって、演技をするという音楽劇なのですが、当時楽器をメインで演る即戦力ということで声をかけていただきました。
役者の中にたった1人、しかも経験の浅い若いミュージシャンが入ったんです。
譜面なんか全くないし、教わり方は演奏して見せてもらうしかないのですが、リズム自体は難しくはないけれど、拍に対してどんなリズムになっているかを読み取るのがものすごく大変でした。
アフリカの音楽も、その頃コンゴや南アフリカの方のリズムを知らなく、西アフリカしか知らなかったので、もし知っていれば「あ、こうやりたいのかな?」って読み取ることができたかもしれませんが、当時は全て手探りでした。
なんとかその頃なりにやってたんですよね。
正直すっごく苦労しましたw
そしてその後も何回か単発で「UBU-BOMI」の公演を手伝いましたが、また何年も空いて、今回は「イソップ」の公演。
急遽、また即戦力が必要になり。
私が参加できる稽古は3日間だけでした!!
それで初の作品を通せるのか??!!
しかも「UBU」の時は舞台の後ろ側に大きなマリンバをセットしてあって、そこで演奏していたので、カンニングペーパーを用意できましたが、今回は下手の前にジャンベ一個だけ!!
丸見えなので何も用意できません(^_^;)
甘かった……。
けど、経験とはすごいものですね。「UBU-BOMI」時代に鍛えられた、「ミュージシャンの感覚とは違う感覚」が、精度を上げて蘇ってきたというか。
ブランクの間に知った、色んな音楽だったり、色んなシチュエーションだったり、ミュージシャンとしての経験が、自然に演劇にも反映するんですね。
稽古で通しをしたのは1回だけ!
2度目の通しは本番でした!!
何度も何度も録音を聴いて、入り口をチェックしたり、動きを想像したり。
洗脳作業ですwww
それ以外のことは何も考えられない状態w
本番がスタートしたら、もう、頭で考えるのはやめて、体の反応に任せることにしました。
今回は一番最初は鳥になってステージに出てジャンベを受け取って叩く!というところからスタートで、セリフは無いものの、演技もしたんです(^_^;)それも想定外(^_^;)
途中にも鳥になって演技に参加しました。
セリフも一緒に合せて言えた*\(^o^)/*
稽古では必死でしたが、なんとか素人なりにですが、溶け込むことができたのではないかと…。
出だしは好調でしたが、進んでいくと、やはりちょいちょい色んなことをやらかしてしまいました(^_^;)
でも、そんな時、ベテランの役者さんたちがアドリブでフォローをしてくれるのです。
本当に役者ってすごいなと。
後から思えば、あっという間に終わった1時間半でした!
リーダーが後から言ってくれましたが「ちょいちょいあったけど、きくが叩くとワクワクしてくるんだよねー」って。「色んな可能性が見えた」って。
素直に嬉しかった!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
今回は単発で終了ですが、秋に福島と九州沖縄の旅公演に同行します。
その時は毎日繰り返し演ることになるので、余裕も出てきて、どんどん改良される予定!!
秋までにまた忘れそうだけど(^_^;)頑張ります!!
また楽しみです!!
以上!長々とレポでした!!!
あああ、、体の色んなところが痛い。。。