先月祖母が原因不明の高熱が続き入院となりました。
熱はあるもののしんどい様子はなく、一方で認知症の症状は重くなっているという感じでした。
入院日は私の都合がつかなかったので翌日に必要物品を病院に届けることに。その際に少しだけ面会をさせていただけることになったのですが少し驚いてしまいました。
「うわ〜ん」とうめき続ける祖母
声をかけるとどうやら私がきたことは認識したようですが何を言っているのか分かりませんでした。
布団の中でゴソゴソしていたのでめくってみるとお腹には太いベルト。手には大きなミトン。足首手首もベッドに固定されていました。
それを解こうと手足を一生懸命動かす祖母。祖母に繋がっている紐がベッドの支柱に擦れる音が響き渡ります。
確かに入院日当日の夜に「おむついじりが止まらなく、点滴を外そうとしているのでちょっと動きを制限させて下さい。あとベッドからの転落防止も。」という趣旨の連絡があったので抑制されていることは認識していたのですが、実際に見ると私の知っている祖母ではなく驚いてしまいました。
看護師さんが私が見張っていてくださるなら帰るまで拘束外しても構いませんよと言ってくださったので外していただいたのですが、しばらくすると拘束が外れたことを認識したのか点滴を抜こうとしたりベッドから降りようとしたので私がギブアップ笑。
環境が変わったストレスなのか認知症の状態がすごく悪くなっていました。
帰り際に痰の吸引があったのですが吸引機のスイッチが入ると音で認識したのか「いやー!」と叫び、拘束されている手足をばたつかせていました。
この様子を見るとやっぱり抑制していないと大変だなと思いましたが、一方で抑制によってさらに状態が悪くなっているのではと不安に思いました。
幸い10日ほどで体調の方は改善して話し方もはっきりしてきました。3日後には退院する予定です。
病院でしていた抑制も家ではできないので認知症の症状にどう対応すればいいのか不安に思う部分もありますが、抑制されて辛い思いをした祖母をまた家に迎え入れることができることを嬉しく思っています。
あと3日頑張って!