こんにちは。

 

今日は、桔梗の週末のルーティン お薬カレンダーについて、

 

服用薬が多いと利用している方も多いと思いますが、

桔梗の場合は、自分で始めた訳じゃないんです。

 

 

どういう事かというと、

6年位前かな、うつ病がすご~く重症化してしまった時、

大学病院の腎臓内科の診察で

主治医

「うつ病が重症化しているね。入院すべきレベルにあると思う。

 多発性嚢胞腎の方は今は落ち着いてるし、

 腎臓内科の病棟に入院させる訳にはいかないけど、

 腎臓や、糖尿病や循環器のケアもしてくれるような、

 そういう精神科に入院すべきだね。

 メンタルクリニックの主治医は何と言ってるの?

 入院した方がいいと言っていないの?」

 

主治医は、ほんの1,2か月の間に別人のようにヨレヨレになっている私をみて

ただ事でないと、どうしてこんなになってしまったのかと

かなり苛立ってました。

 

桔梗が口をはさむ余地もない位に、ガンガンとしゃべられて

入院、入院、しかも精神科への入院と言われて怖かった。

 

桔梗も、メンタルがかなりヤバい状態にあるという自覚はあった。

主治医に何か話そうと思っても

ちょースローで、これは変だと誰もが思う状態。

まともに話す事すら出来なかったのだから。

 

だけど、精神科に入院したら簡単には退院させてもらえないかもしれない。

閉鎖病棟みたいな、牢獄のようなところに入れられてしまうかもしれない。

桔梗のたった一人の家族である旦那から引き離されてしまうかもしれない。

 

もう随分昔に自殺未遂をして数日間生死の境を彷徨って、

何日目かに辛うじて意識が少しだけ戻った時、

右手も左手もベットの柵に縛り付けられてた。

もう一度死のうとしないために。

口には人工呼吸器が気管挿管されていて声を出せなかった。

あの時の事を思い出してしまう。。。。

 

主治医の話を聞いていて、

桔梗は、あまりの恐怖ですごい顔してたみたい。

 

同席していた旦那が

「本当に入院しないといけないんでしょうか?」

と、フォローを入れてくれた。

 

主治医

「メンタルクリニックの主治医の判断次第だけど、

 精神科への入院についての見解をもらってきてください。

 旦那さんも一緒に行って、どういう見解だった報告してください」

 

ヨレヨレになってしまった桔梗は、信用されてない?

判断能力もないと思われているようでした。

 

翌日、さっそくメンタルクリニックに行き、

主治医

「う~ん、この1,2か月で辛い状況になっちゃったね。

 措置入院みたいな強制的な入院は必要ないでしょう。

 でも、少し空気のいい所で転地療養みたいな感じの入院はどう?

 その方が早く楽になると思うよ」

 

桔梗

「家にいたい」

 

泣きながら、この一言言うのが精いっぱい。

 

両親からの虐待から逃げて、30年以上一切の連絡をたっている。

旦那だけが、この世でたった一人の家族で、私の唯一の味方。

精神科への入院は嫌。

 

旦那が

「僕が出来る限りのフォローをしますので、家での療養ではだめでしょうか?」

私の気持ちを察してくれた。

 

主治医からは

「薬を大幅に入れ替えて、自宅療養で様子見にしますか」

と、入院回避の許可がでた。

 

ほっとした。

嬉し涙で、顔がくちゃくちゃになった。

 

そして、大学病院の腎臓内科での診察で、メンタルクリニックの見解を伝えると、

主治医

「私は、入院すべきだと思ってますが、メンタルクリニックでそういう見解が

 でたのならば、最低限薬は飲み忘れる事なく飲む事。

 これをご主人が責任をもって管理してください。

 薬をきちんと飲めずに、悪化していくようであれば

 大学病院の精神科への入院も検討する必要が出てきますから。」

 

と、この時にお薬カレンダーなるものが世の中には存在する事を知り、

週末にお薬を小袋に入れてカレンダーにマジックテープで張り付けるのが

桔梗の仕事になり、

食後に小袋を剥がして、桔梗に渡して飲み忘れが無い事チェックする事が

旦那の仕事になりました。

 

なんせ、朝食後だけで18錠もありますからね。

お薬カレンダーの準備も結構大変。

そもそも、18錠もあると小袋がきちんとしまらないし。

 

だけど、お薬カレンダーを続けてきたおかげで、

この時の精神科への入院は回避する事ができた。

 

今も精神的に調子がいい時と、悪い時の波はありますけど、

何とか今日も大丈夫そうです。

 

旦那は、「介護、介護」と言っていますが、

否定できないよな~。

 

旦那様様です。

 

では、またね。