遂に、遂にやってきました。
日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2022にも輝いたBRIDGESTONE ANCHOR初のディスクロード「RP9」。
その人気度たるや、2年分の生産予定分を超える受注により、すぐに受注停止になる程の殺到ぶり。
その一世を風靡するバイクが、先日我が家にやってきました。
最近ハマリのしたたる系
入手までのストーリー
前々から注目していたバイクだったのですが、先行で公開されたフレームセット価格(¥495,000)をみて、「他メーカーと比較したら安いけど、やっぱりハイエンドバイクだな~」と思い一時期は断念しておりました。(それでも十分良心的な価格だと思います)
ですが、シマノから新型コンポの発表があり、完成車ラインナップの情報が公開され、その価格設定の破壊力に衝撃が走りました。
新型アルテグラ完成車モデル
¥660,000(税込み)
「ん??は????????」
何かの罠では?
と仕様を確認してみましたが、それらしい罠はなさそうです。
(実際に罠はありません)
もちろん完成車なので、エントリーグレードのパーツや体に合わないパーツ(ホイール・サドル・ハンドルなど)を部分的にアップグレードする必要があるのですが、それにしても計算が合わない。
・新型コンポ(12S アルテグラ)
・フラッグシップモデル
・注目していたバイク
・安い(沼に浸かった人目線)
これだけ材料が揃っていれば、迷わずGOしちゃいますよね。(沼)
自転車仲間の間でも話題になりました。
普段お世話になっているショップではBRIDGESTONEを扱っていないため、ショップ探しから始めたのですが、友人の紹介でバイシクルセオ 船橋ガレージさんを利用させてもらいました。
こちらのお店、BRIDGESTONEの取り扱いに強く、BRIDGESTONE用のフィッティング什器や、カラーオーダーサンプルなども設置されています。
早速ショップへ行ってみると、以前別店舗で少しお世話になった方が店長さんになっててビックリ。RP9に関して相談してみると、すでに全国で注文が殺到しており、先着ではなく抽選のような形で販売されるとのこと。
まあその辺は祈るしかありませんが、ともあれフレームサイズと専用ステムの長さを確定させる必要があります。
あらかじめジオメトリからサイズを割り出してはいましたが、実際にエアロバイクのような什器を使用してポジションを計測し、適合するフレームサイズとステム長を割り出していきます。
結果的には51サイズ、ステム長90mmに決まり、発注いただきました。
なお、\660,000(税込み)はメーカー希望小売価格ですが、セオさんでBRIDGESTONE買うと10%引きとのこと。
\66,000浮きました。(歓喜)
「結果はっぴょぉぉぉおおおおおおおおお」
注文から1か月くらい経ち、ショップから電話が。
「初回便当選されました」とのこと。
日頃の行いのおかげか、早い段階で入手できることとなりました。
ちなみに外れてしまうと、第2便以降は未定で、予想では2022年夏以降になるとのこと。
ともあれ、めでたしめでたし。
「予定だと10月末~11月半ばくらいで納車かもしれませんが、シマノのパーツ生産とかの事情もあるので、予測は難しいです」とのことでした。
ひたすら待機
1か月が経ち2021年11月。特に連絡なし。
まあ冬に入りますし、春まで納車されればよいかなと思い、気長に待つことにしました。
12月「サンタさん持ってきてくれないかな」
1月「誕生日プレゼントで持ってきてくれないかな」
それでも新車は届きません。
「RP9 納車」でググり続け、流通状況をウォッチする毎日。
やはり自転車界で著名な方(いろいろな方面に筋があるであろう方々)は、早い段階で入手され、インプレ記事なども書かれている模様で羨ましい。一般peopleの私に届くのはいつの日か。
ショップへしつこく状況確認するのも、面倒くさい客と思われかねないので、ただ時を待っていましたが、2月頃になり、ちらほら一般人にも納車されているとの情報が。
しかも、実話なんですが「納車される夢」を2回ほど見ました(病気か)
なにやら気配を感じ、ちょうどチューブを買い足したかったので、買い物ついでにショップへ行き訊いてみることにしました。
すると「電話しようとしていたところなのですが、実は先日車体が到着し、組み上げ待ちです」とのこと。
それから1週間ほど、手続きやポジション調整等を済ませ、無事納車と相成りました。
車体紹介(ここから本番)
お待たせしました。車体の紹介です。
BRIDGESTONE RP9 RACING BLACK
ULTEGRA MODEL
※ホイール・サドル・ハンドルは変更済み
重量:写真の状態で約7.5kg
まさに刀のようなエッジの効いたフレーム形状です。
専用ステムは完全内装ではないものの、メンテナンス性に優れています。
トラックバイクの技術を応用したという独特な形状のBBまわり
シートステーの接合部はとてもシンプルな形状です。
派手さはないが、無骨で堅牢な雰囲気漂うバイクです。
ハンドルは付属のものではなく、cervelo S3から引きはがしたエアロハンドルをセットしました。
サイコンマウントもS3から剥奪。オイルスリックカラーのレックマウントです。
ホイールは、知人に組んでもらった手組ホイール。
リアのハブを赤色にしてみました。
45mmハイト、内幅21Cリムで前後1411g。
新型アルテグラ
STIレバーは、持ち手が細くなり、頭が大きくなったとのこと。
そのおかげで先端がとても握りやすいです。
セミワイヤレス化により、電池で動きます。
クランクはシンメトリでノペっとしたデザイン。前のほうが好きかも。
フロントディレーラーは小さい!変速はやい!
登り切った後の変速・加速において、絶大なアドバンテージとなると思います。
変速時の音は、以前が「うぃーん」だったのに対し、新型は「キュン」って感じです(語彙力)
シマノ曰く、変速速度は先代DURAの45%にということです。
半分以下ってことですね。
リアディレーラーは、セミワイヤレスになったことによりDi2の中枢を担うパーツになりました。(壊さないように気を付けよう・・・・)
ジャンクションAの機能が備わっただけではなく、ワイヤーが遊ばないようにルーティング用の爪があったり、浸水緩和?のための接続部のキャップがあったりと、いろいろ進化していますね。
こちらも変速速度が先代DURAの58%と向上しています。
確かに変速の速さが実感できます。
ブレーキキャリパーは、パッド間のクリアランスを増やすことで、ローターとの接触を緩和しています。
cervelo P5が旧式のアルテグラなのですが、洗車時などにホイールやローターを外して組付けなおすと、微妙に位置がずれてパッドと接触することがありました。
逆にそこまでシビアなクリアランスにするメリットってあるんですかシマノさん。
そして大いなる変化、12速化。千葉を走る分には28Tで大体カバーできますが、30Tが標準的に使えるのは心に余裕ができます。甘んじて使いましょう。
200km走ってみて
平日に1時間程度のシェイクダウンを行い、先日200kmのライドをしてきましたがフレームについて語るには時期尚早かなと思います。
もっと乗り込んだら感想書きたいなと思います。
ただ、200km走って脚に来る感じもないし、悪い印象はありませんでした。
新型コンポの進化は確かに実感できました。
これからよろしく。