愛車紹介第2弾

超絶オーバースペックモンスターマシン

cervelo P5 Disc 2019

 

どうして貧脚マンがこんなものに乗っているのでしょうか。

今世紀最大の謎ですが、まずは各部をご紹介します。

(走った後のため、汚れについては目を瞑ってください)

P5はフレームセットから組み上げたため、使用しているパーツ類はすべて自身でセレクトしました。

 

 

エアロバー

専用設計のバーです。

シフターは、シンクロシフト機能は使わないため、2ボタンタイプを採用しています。

バーテープは、他のバイクでも使用しているYONEXのグリップテープです。

 

マウント周り

BAR FLYのスプーン型のサイコンマウントが付属してきますが、そのまま装着しても持ち手のバーに干渉してしまい、よっぽど小型なサイコン(Garmin Edge 130程)でないと装着できません。

なので、長めのボルト+ワッシャーでマウントを低くすることで、使用しているGarmin Edge 830が装着可能となりました。2年ほどこの状態で使用していますが、脱落等はありません。

ですが、ライトまでサイコンマウントに固定してしまうと、ボルト部への負荷が心配なため、ライトはキャットアイのバンド型を使用しています。

 

DHバーライザーポスト

こちらも専用パーツです。

Di2のジャンクションAはここに設置されています。

高さは無段階で調整可能ですが、最低限差し込む長さが定められている関係で、実質は3cmの範囲でのみ調整が可能です。

TT寄りのポジションになるようカットしたので、ロングライドなど楽なポジションにすることは出来なくなってしまいました。

この部分のパーツだけでも7万円ほどしてしまうので、アームクッション部にウレタンマットをカットしたものを挟むことで2種類のポジションを選択出来るようにしました。

 

ケーブルフル内装

最近では当たり前になりつつありますが、エアロを追求するPシリーズでも当然ケーブルがフル内装されています。とてもすっきりしていますね。

 

STIレバー

ハンドルバー側のシフターとブレーキレバーです。

基本的にチェーン以外はDURA ACEには手を出さないので、他のバイク含めULTEGRA組みが多いのですが、油圧ブレーキ用のDi2対応のレバーはDURA ACEしかラインナップがありませんでした。

 

ハンドルグリップ

こちらも専用パーツになります。

左側だけグリップの摩耗が激しいので、左側に重心が偏ってしまっているのが身に染みて分かりました。。。

 

フロントフォーク

ここからわずかにブレーキケーブルが顔を出します。

最近のcerveloバイクによくみられるフォークの内側のデザインがとても好きです。

 

ブレーキ

はじめての油圧ディスクブレーキです。

キャリパーはULTEGRAですが、ローターは「黒でかっこいいから」という理由でDURA ACEを選択しました。(見た目大事)

ローター経は、フロント160m、リア140mmにしています。

 

 

ヘッド周り

なんだか複雑な構造をしています。

このフレームは、実は切れるハンドルの角度に制限があります。(走行時に困ったことはありませんが。)

 

ヘッドチューブストレージ

P5はトライアスロンバイクとしても使用できるため、ヘッドチューブに取り付け可能なストレージが付属しています。

暑くない時期はブラックサンダーを詰め込んでいます。

擦れてて読めませんが中には「NEVER LOOK BACK」の文字が。「NEVER LOOK BACK」はcerveloが謳うキャッチフレーズで、読んでの通り、ライダーは振り返る必要がない、速いバイクを作るという意味が込められています。

なお、公道を走る際は後方確認も怠らず安全な走行を心がけましょう。

 

ダウンチューブ

cerveloのロゴは、クリア塗装で描かれているため、遠くから観ると謎のバイクに見えます。そのミステリアスな感じも素敵かと。

極太のダウンチューブはいつも通りですが、最近のフレームはタイヤに沿わせた波打つ形状をしています。

 

トライブ周り

クランクはROTORの165mmにしました。

普段は170mmですが前傾姿勢を考慮した際に、上死点を低く設定したほうが良さそうだったので、165mmにしてみました。

割と感触がよいので、ロードでも165mmを使ってみたいなとも思います。

チェーンリングは、Q-Ringsの53T-39Tとしました。回しきれる自信がありませんが、平坦なコースに使用するシチュエーションが多いので、挑戦した次第です。結果的に困ることはなく、千葉県内の登りであれば気合いでどうにか出来そうなカンジです。

 

サドル

シマノのエアロフューエルを選択しています。

通常のロードとは違い、前傾姿勢を長時間維持するため、ショートノズルで先端のクッション性が高いサドルを選ぶ必要があります。

初めてのTT用サドルでしたが、相性は悪くなさそうなので使い続けています。

 

リア変速周り

ディレーラーはULTEGRAです。

スプロケットもULTEGRAで、11T-28Tにしています。フロントの歯数を大きくしているので、リアは普段と変えなくても良いだろういう考えです。

 

サドルボトルケージ

TT/トライアスロンバイクなので、シートポストにはボトルケージマウントを装着するためのレールが標準装備されています。

フレームに装着するボトルケージとは、装着角度が異なるため、振動や段差で緩みや射出が起きないよう考慮する必要があります。

 

トライアスロン界隈では、XLAB GORILLA CAGEというボトルケージが定番のようですが、ボトルケージにしては高価なため、他にいいモノがないか探したところ、トピークからよさげなボトルケージが出ていました。

 

 

 

 

ボトルの上部を押さえる爪が、通常のボトルケージとは逆の位置に設定されているため、サドルにボトルケージを装着した際に取り出しやすく、射出しづらい形状になっています。

装着角度にも影響しますが、これまで一度も射出したことはありません。

ロードでも夏場などにサドルにボトルを増設する方もいらっしゃるかと思いますが、ボトルケージについてはこちらがお勧めです。

また、ケージに装着できるタイヤレバーも付属しているのですが、小型ながらなかなか頑丈で優秀なタイヤレバーでした。

 

 

ホイール

コメット プロ カーボン SL UST

初めてのディスク車だったので、ホイールを調達する必要がありました。

フロント80、リアディスクホイールとかのTHE TTバイクな設定でもよかったのですが、そのうち買うであろうディスクロードでも使えるようなハイトということで、リムハイト65mmのコメットを選びました。

なお、ディスクロードを予約し納車待ちですが、結局別途45mmのホイールを入手しました。

 

なぜ、こんなバイクがウチにあるのか

説明すると長いのですが、超簡単にまとめると下記の通りです。

・事故に遭って保険金が落ちてきた

・TTバイクには前から興味あった

・「レースは巻き込まれ落車が嫌だ」と知り合いと話していたら、「TTやれば?」って言われた

・脚質診断でTTスペシャリストだった

・周囲から「TT向き」と言われたことがある。(ただペースの上げ下げが嫌いなだけ・・・)

・TTバイクならやっぱりcervelo

・RimモデルのTTバイクは23Cタイヤが限界→ディスクモデルしか未来がない

・新規で発売されたミドルグレード車「P-Series」があるが、新モデルのため定価販売のみ

・先行して発売されていたP5には、新色発売につき型落ちが20%OFFで発入手できると聞いた

 

という、まあ色々な事情が絡んだ結果、こんなことになりました。

どう頑張っても車体に見合う脚はつきそうにもありませんが、乗っててとても楽しいバイクです。楽しめれば勝ちなので、後悔はしていません。

 

以上、ウチの家宝でした。