自転車のよいところは、様々な楽しみ方があること。
自転車のイベントにも様々なものがありますよね。
レース、ブルベ、ロングライド、スタンプラリーなどなど。
その中でも代表的なものが、そう「レース」。
レースと一括りに言っても、ビギナー~エリートまでクラス分けされているイベントや
サーキットなど広いコースを一斉に走るイベントなど、
ガチ勢からエンジョイ勢まで幅広い層が参加することが出来ます。
木久蔵もかつては練習に励みレースに参加していた頃もあったのですが、
数年前からレースに参加することをやめてしまいました。
自転車競技とは切り離せない「危険性」
普段走ることがないコースや、大勢で走るからこそ生まれるスピード感。
エキサイティングな体験ができる反面、危険な面もあります。
アクシデントを極力減らすため、大会運営側が規則整備や初心者講習会を催すなどの対策を行っています。
サポートライダーは、集団が大きくなりすぎないようコントロールしたり、
先導車は速度の速い集団が安全に追い越しできるよう、ラインの確保をしたりしてくれています。
選手たち自身も、声を掛け合い常に安全を意識し走っています。
それでも、落車事故が起きてしまうのが自転車レースです。
それもそのはず。
「試合では練習以上のことは出来ない」とよく言いますが、大集団で走ることなんて普段では滅多に出来ないのです。
出来ることは、1列でのローテーションや、座学によるイメージ、くらいでしょう。
自動車教習所などのクローズされた会場で行われるレースを想定した講習などもありますが、頻繁に行える練習ではありません。
私は幸い、落車に巻き込まれたりした経験はありません。
レースに慣れた自転車仲間がいるため、集団走行時の注意点なども教わった上で出走することが出来ました。
ただ、走行中に悲惨な光景をみたことが幾度とあります。
先日も友人が落車に巻き込まれ、血だらけで運ばれてきたのにショックを受けつつ付き添いました。
そんな光景を見ている内に、
「自分が今していることは、リスクに見合っているか」と考えるようになりました。
大怪我をし後遺症でも残ったりしたら、仕事はどうするか、家族は、住宅ローンは、、、、
というネガティブな思考が強くなり、気づけばレースに参加する意欲がなくなってしまいました。
安全に自転車レースを楽しむことはできないか
私は、自転車レースに参加することだけではなく、あの会場の空気感、お祭り感がとても好きです。
出走せずとも、楽しむ方法はいくつかあります。
①観戦する
当たり前ですが、出走する人にはできないこと、それは「観戦すること」です。
レースの状況を客観的に眺められるのは、出走していない者の特権です。
友人が参加するレースに足を運び、応援することが多いのですが
時には知り合いが一人も居ないレースも覗きに行ったりします。
プロロードレースはもちろんハイレベルなレースを観ることができ、
刺激となって自転車へのモチベーションを引き上げてくれます。
プロのレース見たさに千葉から前橋まで往復300km走ったことがありますが、
億劫である筈の帰り道は、不思議とやる気に満ち溢れていました。
②出展ブース
私はイベントに足を運ぶ前に、必ず出展情報を確認します。
自転車グッズの販売や試乗会、キッチンカーの出展が主になります。
格安でアイテムを販売していることもありますし、
試乗ブースではそのブランドや問屋のスタッフがいることが多く、
一般的なショップよりもそのバイクに精通している方のお話を聞くことが出来たりします。
自転車レースは長丁場ですから、お腹が空いたらフードを片手に観戦するのがよいと思います。
③写真を撮る
私は嗜む程度にカメラを趣味にしています。
被写体は常に動いていますし、集団の中から友人を探すのも大変です。
そんな状況でよい写真を撮れるように工夫し、納得できる写真を撮れた時の達成感は心地よいものです。
また、その写真を知人に贈るととても喜んで貰えます。みんな幸せ。
④ヒルクライムレースやTTレースに限定する
当たり前ですがヒルクライムレースは登りが中心のコースを走ります。
そのため速度は遅く、仮に落車しても大けがすることは少ないでしょう。
気をつけるべきは、レース後の下山だと思います。
また、山沿いのコースとなるため悪天候に見舞われることが多いのがネックですね。
あと、私ヒルクライム嫌いです。
個人TTであれば単独で走るため、「巻き込まれて落車」というのはありません。
突っ込み過ぎて自爆しないように注意すれば、安全に楽しめるのではないでしょうか。
私もTTバイクを所有していますが、案外TTバイクを使用できるTTレースって少なかったりするんですよね。
ビビリな私はレースで走ることを楽しみ切ることは出来ませんでしたが、
今後もなんらかの形で自転車レースに関わっていきたいと思っております。
袖ケ浦フォレストレースウェイや下総フレンドリーパークなど
千葉県近隣のレース会場に出没しています。