久しぶりに施設に母との面会日
面会は、いまだに、予約制
ガラス越しで10分のみ
三人の兄弟で予約を順番にいれると
1つの予約が終わらないと次の予約を入れられないという面倒なルールのため
面会との間が1ヶ月あくときも、、、
前回会ったのが9月、その時はまだわかっていたのに、昨日は
わかる?と聞くと、名前がわからない
思い出してお母さんと言っても
しばらく考えて、、、
思い出せない面倒だからいいや。と、、
オイオイ😅
で隣にいるダンナを聞いてみたら
「あらー大きくなったね息子さん何年生?」
やばい
そうとうボケてきた
たった10分の面会では短すぎる
会いに行きたいときに会いに行けないもどかしさ、、、
目も耳も悪いので、少し引き伸ばした紙のアルバムにした、ひ孫の写真を見せてあげたら、ニコニコ
「可愛いねー」と言ったが、覚えていない様子
背表紙に
恭子の息子の子供のりっちゃんだよ
と
そして、母の名前を書いて
私たち兄弟の名前と歳を書いて、
母の年齢も、、、一応聞いてみた
お母さんいくつになった?!
すると、車椅子のまま少しガラスに顔を寄せて
急にヒソヒソ声で
「あのね、本当は105歳なの、、、」と
🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣105歳?!
爆笑
105歳って、、、
母の歳を95歳だよと書いてあげると
「あら、若くなったから嬉しいわー」
😅😅😅😅
いや、元々だけどね。
持ってきたものを見せて、「これは帽子ね
これはストール、これは黒糖、、好きでしょう?」と聞くと
嬉しい!と笑顔になるけど、「甘いもの食べたかったのよー、、、ひとつも食べさせてくれないの」と。
この前、お姉ちゃんがきてお菓子たくさん買ってくれたでしょう?
というと
「みんな持ってっちゃうの、、、取るのよ」ヒソヒソ声でいう
洋服も全て盗まれたとか新しいものはくれないとか、、、そんなはずはないが、部屋にも入れないから
ほら、ここにあるでしょとも言えない、、、
😅
こうやって少しずつボケていく母をみていると思わずうちに帰る?と聞きたくなる
でも、もう帰る家もなく
父も昨年亡くなった
もう少し長く、もう少し自由に逢えたらいいのにと思うのは私だけではないと思うけど、、、、
コロナなんていうわけのわからないウィルスのために亡くなったひともたくさんいる中で
贅沢なことかもしれないけれど
普通でない暮らしに戻れないこともまだまだあって、、、、
いま、会える10分に私ができることは
被害妄想の激しくなった母を笑わせることくらいかな
10歳も若返って良かったね!と
冗談を言って笑うと、面白そうに笑う
わたしが会いにいくときは
せめて笑顔でいて欲しい。
心からそう思う。