加藤登紀子さんの「時には昔の話を」……好きな曲でございます。加藤さん一流の語りかけるような歌いっぷりがとてもいいですね。
学生時代の何となく貧乏な日々。けれども、人生で一番楽しかったあの頃。あの時期の自分はロシアの阿保プーチンより、イーロン・マスクより、ビル・ゲイツより遥かにリッチだったんですよ。
何とならば、超健康な身体と揺るぐことなき若さがありましたから。
金などなくて結構。自分は若い、病気知らずでパワーもある、学問も面白い、友だちも愉快な面々が揃ってくれている。
やるべきこと、やりたいことを思う存分やっていれば、一日など、あっという間でした。
お金はなくても何とかなりましたし、似たような金なし学生の友人たちが、誰言うともなく、安下宿に集まり、安酒で盛り上がり、夜が明けるまで飲んで騒いだなんてことも、日常茶飯事でした。
店主はこの歌のとおりの学生時代を過ごせたことを、神に、そして決して富裕ではない経済状況であったにもかかわらず、いつも笑顔で背中を押し、大学を出してくれた亡父、亡母に感謝しております。
何はともあれ、皆様も、どうぞ、ご清聴のほど。