学校衣料組合の現場を知る者として ④学校衣料組合のレゾンデートル(存在意義) | 福島市南沢又のきくや洋品店

福島市南沢又のきくや洋品店

当店は男女一般衣料のほか、清水小様、北沢又小様、御山小様、清水中様、信陵中様の学校衣料(運動着、上履き、通学カバン、紅白帽子等)の通年販売を実施しております学校指定販売店でございます。一般のお客様、保護者様のご来店をお待ちしております。

店主より読者の皆様へ(冒頭のお願い)

 

本連載記事をお読みになられて、謬見、曲解、誤解などのありませぬよう、今後、「学校衣料組合の現場を知る者として」の各記事冒頭に次の一文を常置させていただくこととさせていただきます。

 

本連載記事「学校衣料組合の現場を知る者として」において取り上げさせていただく学校衣料組合は組合員2名~7名の小規模学校衣料組合を想定しており、それは論理学で言うところの概括論的存在、いわば一般論としての学校衣料組合というほどの意味合いに留まるもので、どこかの特定の学校衣料組合を具体的にターゲットにするものではございませんので、この点はくれぐれも誤解なきよう、ご承知おきください。

 

また、本連載記事の内容は店主の小規模学校衣料組合の組合員としての実体験、及び店主の個人的情報ネットワークから得られた数多くの小規模学校衣料組合の事例を基に書かれております。従って、各記事の内容に嘘偽りはなく、邪(よこしま)な作意、悪意ある誇張、特定のターゲットに対する攻撃意図といったブラックなエレメントは一切ございません。

 

読者の皆様には虚心坦懐に、素直なお心持ちにてお読みくださいますようお願い申し上げます。

 

店主は小規模学校衣料組合という特殊なビジネスに通底する通弊・旧弊をひっくるめた諸問題に真っ向から取り組み、その問題を解決する過程において、改めてより良い小規模学校衣料組合の在り方を見極めてまいりたいと考えるものでございます。

 

学校衣料組合のレゾンデートル(存在意義)

 

学校衣料組合のレゾンデートル(存在意義、あるいは存在価値、存在理由)、それは各学校様が指定されている制服や運動着、学校教育の現場に必要不可欠なその他の周辺商品の適正販売を通して、児童・生徒の健全な育成をサポートし、学業を側面支援し、実りある有意義な学校生活に資することであります。

 

きくや洋品店が加盟しております清水信陵地区衣料組合・清水信陵地区スポーツ衣料組合と同様の小規模学校衣料組合は言うに及ばず、数十名、数百名の組合員を擁する大規模学校衣料組合においても、このレゾンデートルはいささかも揺るぐことはなく、100%、当てはまる事柄であるはずです。

 

学校衣料組合はいつも学校様、保護者様とともにあります。学校衣料組合の組合員はこの大原則を一瞬たりと忘れてはなりません。

 

この点を疎かにしたり、学校様、保護者様がお寄せくださる無垢な信頼、身に余るほどの厚意をいいことに、勝手気ままな営利主義でこっそり腹黒い行いに走り、組合法を踏みにじり、主客転倒の滑稽劇を演じてしまうようなことになりますと、その組合はもはや組合ではなくなり、悪徳業者の集まり、反社会的勢力の一つに成り下がることになります。そして、当然、そういう学校衣料組合は自然淘汰の洗礼を受けることになります。

 

学校衣料組合は、業務を依頼される学校様、お客様であられる保護者様と絶えず意思の疎通を密にして相互信頼の醸成に努め、一年を通して滞りなく必要な衣料品を適価で供給させていただくことで、諸先生方、保護者様のお役に立ち、お子様方の徳育、知育、体育の一助となっていかなければなりません。

 

それには組合員が一丸となって不断の研鑽を積み、利益優先の邪心を唾棄し、強い正義感、弛まぬ向上心を持って、まず第一に組合法を遵守し、正しい組合運営を行ってゆく必要がございます。

 

……他の学校衣料組合の組合員の皆様も当然そうされていると思いますけれども、店主も自らが組合員として所属する清水信陵地区衣料組合、清水信陵地区スポーツ衣料組合の様々な営為について、決して気を抜くことなく、正しい組合であり続けているかどうかを見定めてゆかねばならないと考えております。