学校衣料組合の現場を知る者として ②今後、当面、取り上げさせていただく予定のテーマ | 福島市南沢又のきくや洋品店

福島市南沢又のきくや洋品店

当店は男女一般衣料のほか、清水小様、北沢又小様、御山小様、清水中様、信陵中様の学校衣料(運動着、上履き、通学カバン、紅白帽子等)の通年販売を実施しております学校指定販売店でございます。一般のお客様、保護者様のご来店をお待ちしております。

きくや洋品店は清水信陵地区衣料組合の正規加盟店でございます。

 

店主は世にあまたある学校衣料組合(きくや洋品店が加盟している清水信陵地区衣料組合と同様の、主に組合員2~7名程度の小規模学校衣料組合)に関するもろもろの事柄を俎上に載せ、世の多くの人々……特に学校衣料組合の組合員の皆様、学校の保護者の皆様、教育現場で日々、重責を担われ、職務に精励されている校長先生、諸先生方、加えて優良な学校衣料品の供給という社会的責務を担われている各メーカーの皆様に、学校衣料組合についてよりご理解を深めていただこう、学校衣料組合についての疑問解消の一助としてお役立ていただこうという趣旨で、甚だ僭越ではございますけれども、不定期掲載の雑感的コーナーという体裁で、本連載記事、「学校衣料組合の現場を知る者として」を新設させていただくことにいたしました。

 

尚、本連載記事「学校衣料組合の現場を知る者として」において取り上げさせていただく学校衣料組合は論理学で言うところの概括論的存在であり、一般論としての学校衣料組合というほどの意味合いに留まるもので、どこかの特定の学校衣料組合を具体的にターゲットにするものではございませんので、この点はくれぐれも誤解なきよう、ご承知おきください。

 

今回は本記事をお読みくださる皆様へ、事前告知の意味も兼ね、今後、当面、取り上げさせていただく予定のテーマを、急ごしらえの拙い短文の形で恐縮でございますけれども、下に10個ほど挙げさせていただこうと存じます。

 

1)学校様、保護者様こそ主役。いついかなる場合でも学校衣料組合の本然的使命を忘れてはいけません。

 

2)組合法を完全遵守することの大事さ。

 

3)組合長とは何をする人のことをいうのでしょうか?

 

4)組合加盟店が背負わなければならない必要最低限の義務が幾つかあります。

 

5)要注意! 相当以前の廃業の事実を秘匿し、何食わぬ顔で組合に居残り続け、報酬を手にしてほくそ笑むゴースト店舗(ゾンビ店舗)は組合を蝕み、死に至らしめる悪性新生物(癌)です。

 

6)お客様(保護者様)に対する言葉遣い、接客マナーのクオリティーを引き上げる不断の努力を怠るべからず。

 

7)特定の組合員による組合の私物化は違法行為であるだけでなく、そのトップの派閥に属する多数派の無知蒙昧な組合員による少数派の心ある組合員への残酷かつ巧妙なハラスメント行為を助長し、結果として、その組合の壊滅への道を切り拓いてしまうことになります。

 

8)会計の内容を知らない(知らされない)組合員はいませんか? 会計監査は厳密に行いましょう。会計は全組合員に対して完全ガラス張りでなければなりません。

 

9)従来の仕事の仕方に改善の余地はないか、時代錯誤の旧弊はないか、老齢化の問題をどう解決するか、売り上げがなく、跡継ぎのいないお店をどう処遇するか……全国の小規模衣料組合に等しく内在するこうした問題の一つ一つに組合員全員が真摯に向き合い、より良い解決法を不断に模索し、必要な改革を果断に推し進めましょう。

 

10)自戒と自問自答。組合員は学校様、保護者様、メーカー様に人として恥ずかしい振る舞い、言葉遣い、下心が自分にないか、日々、自己点検、自己対話を心がけていただきたいと思います。

 

以上、10項目が、今後、折を見て、適宜掲載してまいる予定のテーマでございますが、変更も大いにあり得ますので、その際は何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

 

この連載コーナーは小規模学校衣料組合にスポットを当て、その幾つかの側面をつまびらかにすることによって学校衣料組合という特殊な営利組織体の知られざる実態を多くの方々に知っていただき、ご理解をより深めていただこうというのが第一義の目的でございますが、一方で、普段、等閑視されがちな学校衣料組合に散見される種々の問題を皆様とともに考察してまいることで、今後の学校衣料組合のより良い在り方を見極めてまいりたいという思いも店主にはございます。

 

店主は些事を虫眼鏡で拡大し、その像を皆様にお見せすることはできても、社会に警鐘を鳴らすような大きなアクションは起こしようがなく、平地に旋風を巻き起こす才覚も持ち合わせがございません。

 

皆様が本コーナーの記事を読まれ、何がしかのプラスの知的刺激を感得され、普段、余り顧みられることのない組合員2~7名程度の小規模学校衣料組合という特殊なビジネスの実態、及び、その業態・業容、通弊として組合に内在する諸問題に幾ばくかでもご関心をお持ちになられ、天来のお声として、随時、ご自由に、ご意見、ご感想をお寄せいただければ、店主にとってこれに優る喜びはございません。