星新一先生のショート・ショートはほとんど全部読んでいますが、中でもこの「きまぐれロボット」は店主にとって口当たりの良い清涼飲料のような存在で、もう何度も読んで筋もオチも知れているのですが、軽快なジャズを聴くような乗りでつい手に取って読んでしまう習い性的読書の対象となっています(^^)。
店主が持っているのは、角川文庫の昭和52年刊の第33刷版です。
この本は和田誠さんのイラストも楽しくて、文章と挿絵があたかも昔のコント55号さんのように絶妙のコンビを組んでいるという感じがします。
収載されているお話は36篇。
ここで各話の粗筋を書くのはマジックの種明かしをしてしまうのと同じですから、やめておくことにします。
星新一先生のショート・ショートは夏の暑い盛りに大汗をかいた後で飲むよく冷えたポカリスウェットのような感じがして……店主は星作品のそういう爽やか感が大好きです(^^)。