昨日の暖かさで
桜が一気に満開。
母と思い出しました。
もう何年前だろうね。
去年はもう歩けなかったから
きっと2,3年前になるんだろうね。

母と君と3人で
あの歌で名所になった
『桜坂』
行きました。

本当はどうだったかわからないけど
私からは君も楽しそうに歩いてる
そう見えたよ。
桜の花びらがきれいで
トコトコ歩いてる君の上に落ちました。

ちょうど今日みたいにこんないいお天気。
去年も一緒に行けばよかったね。

あの時、
「またこようね」って私はいったのに
あの時が最後になってしまった。
それをいつも思い出して
約束守れなかったこと
本当にごめんね。

きっと来年も
この時期は母と辛くなるでしょう。
去年の今頃
君は必死に 精一杯 生きてくれた。
その姿を
思い出さずにはいられません。

来月になったら
きっとまた泣いてしまうかもしれない。
まだまだ全てを笑って話すのには
時間がたりないみたいです。

だって未だに家中で君の名前が飛び交ってる。
兄や母なんて
宝くじを君の前足の前において
君が当たりくじをひいてくれるって
買ってくるたびに置いています。

まだまだ君のお仕事は沢山ですね。
なかなかのんびりさせてあげられなくて
ごめんねって思いながらも
いつまでもこんな思いでいたいと思うんだ。

少しずつ
君のにおいや気配が
しなくなっていくのが怖い。

たまにすごく君のにおいがしたり
気配を感じると
本当に嬉しくなるんだ。

せっかくだから
今年は一緒に
桜坂
行きましょうか。

きっとまた花びらが落ちてくるよ。