ネットの世界を彷徨っていると自分の知らなかったかなり古い本を発見。さっそく購入してみました。
昭和61年9月発行。表紙のイラストからも分かるように、70系スープラと16系セリカが現役最新車種として生産されていた時代のものです。
当時スープラ欲しかったけど高嶺の花だったなぁ。
自分の中ではセリカXX〜70スープラの進化の流れが最もカッコいいと思います。80系とGRスープラはイヤではないけどちょっと違うかなぁ。
(もともとナンバープレートが載っていたので加工なしにそのままとしています)
リヤピラーが隠れている点と四角く点灯するブレーキランプは、スープラと兄弟関係だったことを匂わせている気がします。
そしてこのセリカの色は珍しい。生き残りが少なそうです。
初代ダルマセリカ
スラントノーズの前期型
ノーズが真っ直ぐになったLB顔
LBのテール
初代セリカXX
6気筒エンジンの上級グランド•トゥアラー。一度体感してみたいなぁ。
60系セリカ。テールランプがツリ目で怒っているような表情。
コンバーチブル
2.4Lエンジンでオーバーフェンダーまで装備していたとは知りませんでした。左ハンダーという言葉は聞き慣れないですが、輸入車なので左ハンドルのことか。
ブラックマスクのヘッドライトデザインは、なんとなく16系へ踏襲されたイメージ。
流面セリカのデザインを説明する時に1番下のグレード1800SVの写真を使うのはなんか悪意を感じるなぁ。これ商用車みたいな黒バンパー。現実には一度も見たことない。何台売れたんだろか?
でも逆に今有ったらかなりの希少価値でしょう。
著者のかたはおそらく執筆当時、16系セリカが全然好きじゃなかったんだろうなあと予想。
文中にも、三兄弟(セリカ、カリーナED、コロナクーペ )の中でも1番売れているのはカリーナEDという話を踏まえて「セリカは自分の審美眼に自信がある人しか思い切れない、無難なところでカリーナEDになる(選ばれている)」と言ってますし…。
16系セリカは、
ヨーロッパではデザインの受けが良かったようですが、
アメリカでは先代の60系が2.4L、オーバーフェンダーのマッチョ仕様があっただけに、大人しくなってしまったと言われても仕方ない。などなどネガティブな意見も書かれてます。
時代背景からするとFF車でスポーティな走行は無理!走りはFRじゃないと!というのもまあわかりますけどねぇ。
当時の開発者のかたとの対談ページはとても興味深い話でした。
モーターショウで発表されたGT-FOURコンバーチブルも掲載。
このモデルはモーターショウのパンフレットによると、白と赤の2台存在したようですが、その後どうなったのか気になります。どこかのトヨタの工場に保管されているのか?スクラップなのか?
もしも現存するならセリカdayとかイベントで特別出展すると盛り上がりそう(妄想)