神様が呼ぶ方へ☆きくれいの神社紀行

神様が呼ぶ方へ☆きくれいの神社紀行

こんにちは、紀行作家の保志喜久鈴(ほしきくれい)です。居住地の京都を中心に日本全国の神社や神様を勉強しながら参拝記録を
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妙見道(終点妙見寺まで)☆保志喜久霊の神社紀行ブログ

 

 

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(終点から妙見道を振り返る)


※前回のご近所さんぽ

“なぜ妙見道が真っ先に

 グーグルマップに表示されるのか?”



妙見道ってどんな道?リターンズ☆六地蔵発 ご近所さんぽ


令和3年5月11日(火)14時。

西野道を右折して改めて

“妙見道”

の謎を探訪します。

3日前に逆行した道を戻ると
山科川に架かる三之宮橋。

前回間違えた一本北の橋越しに
やはり新幹線が見えています。



三之宮神社も再詣します。

背中から吹いた3日前と異なり
そよ風が境内を吹き渡ります。

今日は御祭神・
鵜葺草葺不合尊様も
(うがやふきあえず)
ご機嫌麗しいご様子です。



時折狭くなりながら妙見道は
誤りを気付かせてくれた
東野妙見ゆう薬局を過ぎ
まもなく外環状線に出ます。

京都市の外縁を廻る幹線道路には
道路標示が立っているのですが
わが妙見道には何もありません。

京都では交差する通りを組み合わせて
交差点名にすることが多いのですが、

ここは“外環妙見道”ではなく

“八反畑交差点”

しかも標識すらない始末。



この後も右に刑務所を眺めたり
住宅街に入り込んだりしますが
どこまで歩いても

“妙見道”

の表示や案内板、周辺図
の類が見当たりません。

影が薄いどころか
表に出るのを
憚っているかの様です。


そんな道がなぜ外環より
先にグーグルマップに
表示されるのでしょうか。



“妙見道”

を初めて発見したのは
沿道の酒屋のサッシ戸。

本醸造、純米吟醸
と朱書きが添えられています。

日本酒の銘柄になる位ですから
やはり地元ではお馴染みなのです。

ならば
なぜ道の表示がないのか
ますます理解に苦しみます。




やがて奈良街道に行き着きます。
ここも“奈良街道妙見道”ではなく

“南大塚交差点”

一車線程の細い登り坂の
手前左側に石標が立ち

『妙見宮』

とあります。

北極星を神格化した妙見菩薩
かつて寺院でも神社でも
祀られていたといいます。

お寺さんが“宮”であっても
何ら問題はない訳です。



最後の坂道を上りきった
交差点名は

“妙見寺前”

ついに道の表示に出合うことなく
終点妙見寺の門をくぐると

本堂への小径に鳥居が立ち
その扁額に届かんばかりに
卒塔婆が天を衝いています。

白いコンクリート造の本堂に対し
玉光辨財天八光大明神
祠に祀られています。





奇妙な空間に興を覚えた私は
お経や祝詞を唱え分けて
愉しんでいるけれど、

混乱する方々もなかには
いらっしゃるかもしれません。

妙見さんへ向かう道を
伏せる原因の一端を
垣間見た気もしますが、

グーグルマップ担当者が
相当の“通”であることは
ほぼ間違いないでしょう。

 

(了)

 

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※ご参考
山科三之宮神社(by京都風光さま)

妙見寺(山科・by京都風光さま)

前回のご近所さんぽ・妙見道(1)