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『変身』を読んで思ったこと

三年一組きくまさむね


『分身』『宿命』に引き続き東野圭吾さんの作品を読みました。

今回は前の作品に比べてかなりダークで重い内容でした。

簡単なあらすじをいうと、 真面目で素朴、会社の上司からはお利口さんとまで呼ばれている主人公じゅんいち。

彼はとある事件に巻き込まれ、頭を怪我してしまいます。

じゅんいちは、世界初の脳移植を受け、奇跡的に目を覚ますのですが、それを期にじゅんいちは少しずつ変わりだしたのです。


基本的に主人公視点で話が進み、間に彼女であるめぐみの日記、医者である堂元教授のレポートが変身しつつあるじゅんいちを客観的に書き表しています。


最初は単純に脳を移植したことで、その人の癖だったり人格が影響しだす。だからそのドナーを探すー。みたいな話かと思っていたのですが、


そこが、また緻密に計算されていまして。

変身しだす主人公の人格が恐ろしく怖い。そして、まるで別人みたいだと思う以前になにか疑問が残るような変わりようなんです。

そんな疑問がある時点で解決するんですが、そこからがまた長く暗い道のりのように主人公を苦しめます。


最後は予想だにしない結末だったのですが、自分の性格上少しほっとするような気持ちでした。

ただ、思ってたより重い内容だったことと、ヒロインが途中いないので、あんまり感情移入できなかったこともあって前二作よりは好きレベルが低いかと思います。


ただ、後々覚えてるだろうなって思うくらい脳にずしりときた作品でした。