CNET をうろうろしていたら、ショッキングなニュースを発見。。。
アイピーモバイルが自己破産--免許は総務省に返上
携帯電話事業への参入を目指していたアイピーモバイルが10月30日
破産の申し立てを東京地方裁判所に対して行った。
また、割り当てられていた2.0GHz帯の周波数は
総務省に返上した。
アイピーモバイルは30日10時に総務省に免許を返上。
その後11時に破産を申し立てた。負債総額は
8億5000万~9億円で、うち7億円が総務省に支払う電波料という。
ちょっとショックでした。。。
ソフトバンクやドコモなどの超大手がひしめく中
独自のビジネスモデルで勝負に出ようとした
アイピーモバイル社の自己破産。
森トラストとの問題や、取締役の退任騒動など
心配していましたが、志半ばで力尽きたのでしょうか・・・
通信業の高コストにベンチャーは厳しいと
認識してしまう悲しい事例ですね。。。
そして、話は変わって先日のfacebookの続き。
MS、Facebookの株式2億4000万ドル相当を取得へ
Microsoftは、Facebookの次期資金調達ラウンドにおいて
同社株式2億4000万ドルを取得する計画だ。
Facebookの時価総額は150億ドルと評価されたことになる。
Facebookの一部株式の取得にあたり、MicrosoftはGoogleと
争奪戦を繰り広げた。ここ数週間、Microsoftが
Facebookの株式を5%取得する意向だとの憶測が
流れていたが、結局同社が取得したのは
Facebookの全株式のうち1.6%だった。
ちょっと前の記事でも紹介しましたが
今米国で話題のSNS「facebook」の評価額が
150億米ドル=1.71624714兆円
になってしまったようです(((゜д゜;)))
facebookのようなソーシャルメディアと
広告ビジネスの親和性(特にモバイル)
そして、どこかの媒体で書いてありましたが
(媒体名は忘れてしまいました・・・ゴメンナサイ| 壁 |д・)
MS社のスティーブ・バルマー氏曰く
「今後広告ビジネスの世界でトップになる!!」
と言っていたのを、この記事を見て思い出しました。
そう言えば、ちょうど春ごろに
MSが米ネット広告大手のaQuantive社を60億ドルで買収していましたね。
当時「60億ドルですか(((゜д゜;)))」
とびっくりしていたのですが、これからMSとaQuantiveと
facebookでシナジーを発揮するのでしょうか?
ものすご~くお金を作りそうなトライアングルの
誕生を予感させますね。
さてさて、続きましての気になるニュースは↓
グーグル、「GPhone」でVerizonと協議
The Wall Street Journal(WSJ) とReuters は米国時間10月31日午後、GoogleとVerizon Wirelessが
モバイル「GPhone」ソフトウェアをVerizon製電話機に
搭載することについて、「真剣に協議している」と伝えた。
過去数カ月、噂のGoogle「GPhone」について多くの推測がなされてきた。
それは特定の電話機ではなく、Googleのモバイルサービス
(ウェ ブ検索、Gmail、YouTube、Google Mapsなど)を
既存電話機メーカーの電話機と統合するためのOSかソフトウェアだと
多くの場合は考えられている。しかし、同GoogleモバイルOS は
単純にGoogleのサービスを携帯電話機に統合するだけでなく
アプリケーション開発者が新しいアプリケーションや
サービスを自由に開発できるオー プンプラットフォームになると思われている。
「Gphone」・・・
iphoneを思いっきりパクってしまった感が
否めないネーミングですが( ̄ー ̄)
なんだか、ワクワクさせられますねぇ~
個人的にはOSよりも、電話機時代を
Googleブランドで発売してもらいたいかも( ´艸`)
どう考えても決済インフラの整っている
モバイルにて戦略転換していきますね!
まあ、だからこそ競争が熾烈ですが。。。
そして、思いっきり脱力感まるだしのこのネタ↓
ひろゆき氏「ユーザーも権利者もニコニコに」 新ニコ動の“企み”
ネットでみんなニコニコ「ニコンドライフ」を提唱する新ニコ動。著作権侵害が問題になることもあるが、エイベックスなどが動画を提供するといった新しい動きも出てきた。ひろゆき氏は「ユーザーも権利者もニコニコできる場にしたい」と話す。
「ニコンドライフ」ですか(((゜д゜;)))
思いっきりなネーミングにセカンドライフへの
オマージュなのか、はたまたそれとも・・・なのか
とて~も気になるこの「二コンドライフ」。
「もう、このままやってくれぇぇーーー」
と言ってしまいたい感もありますが
なんだか、kazutaka的にひろゆきが
ちょっと好きになっちゃたり( ´艸`)
最後に昨日読んだ本の紹介↓
- フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)/梅田 望夫
- ¥735
- Amazon.co.jp
★★★★★
国内のWeb2.0のエバンジェリストとして
有名な梅田望夫氏と脳内学者の
荒木健一郎氏の対談書。
なんだか、率直な感想として
これを読むと無性にシリコンバレーに
移住してみたくなりますね!
けっこうマジで。。。
梅田氏の好きな言葉で↓
楽天的とはひとつの意思である
年齢とともに、以前に比べ保守的・ネガティブに
なってしまう今日この頃ですが
「未来はきっと良いと信じる意志」に
正直心打たれました。
そして、「好き」を貫く事の重要性。
仕方が無いから、仕事をしているでは
氏の指摘どうりコモディティ化の問題が
出てきますね
(日本語園では中々実感がありませんが)
もしかしたら、この仕事って海外に外注した方が
良いのでない?と一度は考えた方もいるかと思います。
この本でも書いてありましたが、グローバルで見て
本当に競争力がある人材というのは、ITエンジニアの仕事を
例にあげると、朝から晩まで大好きな
プログラミングの事を考え続けていると・・・
食事しててもプログラミング、飛行機に乗ってても
プログラミング、休日もプログラミング、そして
あまりにハマリすぎて気が付いたら
春が来て、夏が来て、秋が来て、年末と。。。
決してITエンジニアだけでは無く、個人的な見解として
PC/Webで可能な仕事ならば、いつでも世界的な
競争の中に身を生じていると
改めて考え直してしまいました。
それと、氏の「新しい職種」という定義も共感します。
確かに、kazutakaが学生時代の頃は
「コンテンツプロデューサー」のような職種や
最近話題の「SEMコンサルタント」や「Webプロデューサー」
「ユーザビリティーコンサルタント」「コンサルティング営業」
「キャリアアドバイザー」なんて肩書きは世の中に
存在していなかった記憶があります
(今ほど認知されてないのもありますが)
ちなみに”コンサルタント”の肩書きが多いのが
やや気になります・・・
以下「新しい職種」に関しての氏の慶応大学での
講演内容の引用↓
「新しい職種」もきっとたくさん生まれます。
君たちのお父さんやお母さんは僕の世代だろうから
あんまり新しい事に対する想像力がない。
学校の先生もそうかもしれない。だから、お父さんたちに
「こういう職業につくためには、そんなことをしてないで
こんな勉強をしなさい」と言われるかもしれないけれど
もし君たちが好きなことが見つかったら自分は本当はこういうことを
やりたいんだ、と思ったら、それを貫いたらいいと思う。
そのまわりに新しい職業が生まれるかもしれないんだから。
たとえば、福澤諭吉は慶應義塾という学校をつくったわけだけど
それは幕末から明治のあの頃にはすごく新しい事でした。
だから、その時代がどういう時代でその時代の誰かがやったことは
そのときにどれくらい新しかったのかという事を考えてみると
「ああそうか、自分はこういうことをしたいのに皆わかって
くれないのは新しいからなんだ、でも好きなことを貫いてったら
新しい職業が自然に生まれてくるんだろうな」くらいに
思って好きな事を貫いてほしいと思います。
氏の経歴から
経営コンサルタント
↓
ベンチャーキャピタリスト
↓
ベンチャー経営者
のような「新しい職種」を渡り歩いていたからこそ
重みが違いますね。
そう言えば、先月のBlogでの岩瀬氏も
新しい職種を渡り歩いていた方でしたね。
なんだか読書後、昔ながらの職人よりも総合的に
物事を把握できる人間に
光があるのかなぁ~と思いました。
Webの前のいる時間がムダには思えなくなる
オススメの良書です!!