- 城 繁幸
- 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
- ★★★★★
去年発売の本ではありますが
先日↑の本を読書しました。
この本に書かれている現状は
おそらく、日本の会社ならば
どこかしら当てはまる箇所があるかと思います。
この本の中で
とある大手外資系のコンサルティングファームへ
勤務している方の話が印象に残っています
「日本企業でのキャリアなんてわれわれは
まったく評価しない。あれは本質的に
マックのバイトと同じだから。そういう仕事を
自分の意志で何十年も続けてきた人間は
同情はするが評価はしない」
かなり乱暴な表現ではありますが
日本企業での人材に対する本質を
見事についている言葉だと思いました。
外資系金融機関や一部のIT系コンサルティングファーム以外は
日本で業務をおこなっている企業は
基本的に”年功序列”形の組織に設計されてる感じがあります。
よく新入社員に先輩写真が話す言葉に
”バイトと社員の違い”を説明します。
要は”責任感が違う”との事ですが
逆の言い方をすれば、それ以外に
業務内容に大差が無いという表現にもなります。
基本的にこの二つは
慣れれば、何とかなる業務がこなせる
”ルーチンワーク”
ごく一部の組織以外は
自分で仕事を作っていくのは
基本的に40~50代の管理職の仕事・・・
この本は日本型組織をうまく
説明している良い教材だと思います。
その上で個人個人が
これからどう生きていくか・・・
考えさせられました。