2013年アメリカ制作。


「ワイルドシングス」などのジョン・マグノートンさん監督のサスペンス映画です( ^ω^ )




以下、あらすじ




父が亡くなり、祖父母に引き取られた少女マリアン。


失意の中、祖父母宅の近所を散策しているとある家を発見する。


窓から中をのぞいてみると同年代の寝たきりの少年を見つける。


マリアンは窓から少年の部屋に侵入して少年に話しかけてみる。


少年はアンディといい、病気で歩くことができず、学校にも行けずにずっと家で過ごしているとのこと。


父親は元看護師、母親は医師で、父親は職を捨ててもつきっきりでアンディの病気を治そうとしている様だった。


部屋にこもりきりのアンディと見知らぬ土地に来たばかりのマリアンは互いに初めての友だちになる。


ところがアンディの母親はマリアンの存在をうとましく思い、本人には病気のアンディをそっとしておいて欲しいと家に入れない。


それでも母親に見つからない様アンディを訪れるマリアン、母親はマリアンが出入りしている痕跡を見逃さず、ついにはマリアンの祖父母の家におもむいて、アンディをそっとして置いて欲しいとマリアンに伝えて欲しいときつく言い渡す。


活発なマリアンはそれでも野球が好きなアンディの為に、亡き父親の遺品からグローブとボールを見つけると、密かにキャッチボールをしに行く。


庭でキャッチボールをするアンディに母親から帰宅するという電話が入り、慌ててアンディを部屋に連れ帰るマリアンだったが、家を出る前に母親が帰宅してしまい、隠れるマリアン。


アンディに手渡していた電話器の子機が本体に戻されていることで、母親はマリアンが来ていたことに気づいてしまう。


マリアンは何とか外に出る機会をうかがい、地下室に降りて行ったのだが、そこには目を疑う光景が広がっていた、、、。



以下、ネタバレ感想など



マリアンが地下室で見たのはベッドで色々な器具につながれた少年だった。


実はこの少年が本物のアンディで、昏睡状態で生命維持装置につながれてかろうじて生きてる状態、医師の母親は何とか蘇生させようと父親と共謀して病院から新生児を誘拐し、その子を育ててから健全な臓器をアンディに移植しようとしていた(;´д`)


地下室にあったレントゲン写真にアンディのものと別の名前が書かれているものがあるのに気づいたマリアンは、インターネットでその名前を調べてみると、過去に病院から誘拐された新生児の名前でいまだ行方不明だった。


マリアンはそれを誘拐されていた少年に伝えて、一緒に家から逃げ出す。


一方でアンディの父親は母親の異常なまでの執念についていけず、全てを終わりにしようと地下室のアンディの生命維持装置を外し、地下室に火を放ち自らもアンディのかたわらに横たわる。


アンディの母親は地下室に駆け込むも、時既に遅く、火災による地下室崩落に巻き込まれてしまう。


最後は少年野球の試合でマリアンが打った打球を、センターを守っている元アンディがキャッチして終わる( ^ω^ )




医師の母親のサイコっぷりには脱帽しました(≧∀≦)


アンディが母親に嘘をついてマリアンをかばったことに対して、怒って異常なキレ方をしていたのは迫真の演技でした(^_^;)


優秀な医師である母親は、最初は本当の息子を助けたい一心だったのでしょうけど、新生児を誘拐した頃から自分に限界を感じ、思い通りに行かないことへの苛立ちが父親やアンディに向けられてしまったのが終焉への道をたどることにつながりました(*´-`)