ナニワ図書館戦争
おばんでやんす
今回の記事は、過去記事「大阪都やでしかし」を先にお読みいただけると、
1.2倍くらいお楽しみいただけるかもしれません♪
(↑記事タイトルをクリックしてね!)
大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事は府市統合本部会合で、
大阪市北区の中之島図書館を廃止し、
別の施設として活用する方針を表明した。活用方法は未定。
会合後、松井知事は
例えばあそこで事業をしたいという
公募事業者はものすごい数がいるはずだ。すごいスポットになる。
と説明し、橋下市長も
あんなところに図書館を置く必要はない。
と述べ、集客施設などに活用する意向だ。
中之島図書館は本館が1904年に建設され、
円柱が並ぶギリシャ神殿風の正面玄関など格調高い外観が特徴で、
観光客からも人気が高い。
本館は重要文化財に指定されており、約55万冊の蔵書がある。
(1番上の画像は、中之島図書館・正面玄関)
いやいやいや、これは駄目でしょ
どうしてどすか?
せっかく場所が良いんどすから、
おしゃれなカフェとかに造り変えるとか、駄目どすか?
あえて図書館にこだわらなくても…
ワシ、この辺には滅多に来ぅへんけど、
そんなにええ場所なんやったら、いくらで使い道があるやんけ。
パチンコ屋とか場外馬券場とか。
なにムチャクチャ言うとんねん、テツ
それって自分が行きたいだけやんか。
人聞きの悪いことぬかすな、チエ。
お父はんなりに、みんなの楽しみを考えて言うとるんや。
ウチ、ギャンブルは嫌いや。
それに、この辺は
ウチらの住んでる下町とは違うんや。
パチンコ屋なんてつくれるわけないやろ。
パチンコ屋も場外馬券場も、
100パーセント無理ですって
ここ、【重要文化財】なんで、
建物じたいを造り変えることは出来ないんですよ。
(その前にまず”認可”がおりないだろうけど)
やっぱりカフェに決まりどすな
それも駄目!
じゃあ、猫カフェは…
一緒だっつーの!!
この場所に図書館があるということに、
大きな意味があるんだから。
無料で、いつでも誰でも利用できる、
そんな公共施設って図書館くらいしかないじゃんか。
ウチは小学生やから学校に図書館があるけど、
言われてみれば、美術館とか博物館とかタダちゃうしな。
街の中心に、
市民に無料で門戸を開放してる文化施設があるっていう、
それじたいが【文化】だと思う。
大阪人はこのことを誇りに思っていいよ。
あと、他の図書館と利用者数を比べるのも無意味。
図書館って、そういうものじゃないと思うし。
じゃあ、橋下はんの真意はなんどすか?
せっかく立地が良いんだから、
【税金を使う施設】じゃなくて、
【税金を使わせる施設】にしたいんでしょ
役所の経費削減はおおいに結構だけど、
目先の収益を優先して【文化】を破壊するのは許せないよ
なんや、難しい話はようわからんけど、
ようはタダやったらええんやろ?
それやったら、パチンコの玉も馬券も、
みんなタダにしたらええんや。
せやったら、種銭(元金)気にせんと、
ワシ毎日ギャンブルし放題やんけ♪
テツ、それって勝ってもタダってことやで。
うーん…それはさすがにつまらんか…
いや、ワシの場合、勝ったとしても、
どうせまたその勝ち分を全部賭けるから一緒のことかもしれんし…
悩むんどすかいっ
橋下市長が【独裁者】と揶揄されても、
結果として市政改革が良い方向に向かうなら、
それはそれでいいと思ってたけど…
図書館はべつに【天下り団体】じゃないんだし、
政治家が、人々が時間をかけて積み上げてきた【文化】すら
コントロールする権利があると自惚れるなら、それじゃ本当の独裁者だよ。
それではここで一曲お聞きください。
今一度、中之島図書館廃館を思い直して欲しいという願いをこめて、
橋下市長にこの曲を捧げます。
ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)で
ルール・ザ・ワールド(「Everybody Wants To Rule The World」)です
↑ティアーズ・フォー・フィアーズで「ルール・ザ・ワールド」。
カート・スミス(髪の短い方)とローランド・オーザバル(髪の長い方)の
2人組によるデュオチームで、
共に離婚家庭に育った2人は13歳の時に出会い、
「子供たちの悲しみ、そしてその開放」という意味を込めた、
「恐れのための涙」(=ティアーズ・フォー・フィアーズ)を名乗りました。
(「恐怖や痛みを声に出そう」という意味合い)
この「ルール・ザ・ワールド」は、
印象的なメロディと奥の深い歌詞が多くの人に受け入れられ、
全米全英でともにチャート1位を獲得しました
「それは僕の計画 僕自身の良心の呵責
決断するのに手を貸してくれ
自由と喜びを最大限に利用するのに手を貸してくれ
永遠に続くことなんて、何もないんだよ
誰もが世界を支配したがるものさ」
さて、今日6月21日は【夏至】ということで、
「1年のうちで昼の長さが最も長い日」だったというわけですが…
まあ、これだけ一日中天気が悪いと、まるでピンとこないですよね
そんな【夏至】の夜、「電気を消してスローな夜を過ごしましょう」と、
【100万人のキャンドルナイト】というイベントが全国各地で開かれ、
東京ミッドタウン(東京都港区)の広場では、
震災の復興や未来への希望を書き込んだキャンドルのカップが並び、
幻想的な光がゆらめいていたそうです↓
(画像は毎日新聞より)
さておき、スローでエコな節電ライフを推奨するのは
おおいに結構なんですけど、
なんか白熱電球の製造・販売の自粛を
政府がメーカーに要請してるとか
いや、いいんですよ…
本当に電力が足りないのなら、それはいいんだけどね…
でも、大飯(おおい)原発の再稼動だって、
政府はとにかく「電力が足りない」の一点張りで押し切って、
「どれだけ足りないのか」という肝心なことが、
どうもはっきりわからないのがスッキリしません↓
白熱電球の件に関しては、白熱球の代わりに
「節電効果の高い(おまけに値段も高い)LED電球を買いましょう」
だってさ
「それ、LED電球を売りたいだけちゃうんけ」
と考えるのは、うがった見方でしょうか…
思わず世間を斜に構えて見ずにはいられない、
そんな荒んだ心を癒してくれる今夜のおかずは
【鶏肉とチンゲン菜のクリーム煮】でした↓
それでは今夜は、こちらの2曲をお聞きいただいてお別れです。
松崎ナオさんで「電球」、スミス (The Smiths)で
「心に茨を持つ少年」(「The Boy With The Thorn In His Side」)、
2曲続けてどうぞ
↑松崎ナオさんで「電球」。
デビューして2~3年目くらいまでの松崎ナオさん
の歌にはこの曲のように、不思議な浮遊感を伴ったナンバーが多く、
とらえどころのない歌詞もまた、その雰囲気つくりに一役買ってます
「あなたと出会った わかりあえました
魂触れ合った瞬間はなればなれ」
の箇所が自分的には好きです
↑スミスで「心に茨を持つ少年」。
バンド結成から解散にいたるまで、
ボーカルのモリッシーの書く歌詞は、
社会に対する嫌悪や怒り、絶望が渦巻いていて、
その”軽蔑すべき世の中”で
信じるに値するものを探しもがき続ける若者像を描くことを、
一貫したテーマとしています。
この曲はそれが最も解りやすい形で表現されたナンバーで、
その意味で”スミスの代表曲”といっても過言ではないでしょう
「心に茨を持つ少年
その嫌悪の影には愛に飢えた心が隠れている
すさまじいまでに愛を渇望する心が
僕の目の奥深くをのぞき込むのに
どうしてみんな僕のことを信じてくれないんだろう?
僕の言葉を耳にしながら
どうしてみんな信じてくれないんだろう?」
さて今夜は以上です。
明日は10日ぶりにお会いできることを、
心から楽しみにしています!
それではまたね、ぢゃっ
今回の記事は、過去記事「大阪都やでしかし」を先にお読みいただけると、
1.2倍くらいお楽しみいただけるかもしれません♪
(↑記事タイトルをクリックしてね!)
大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事は府市統合本部会合で、
大阪市北区の中之島図書館を廃止し、
別の施設として活用する方針を表明した。活用方法は未定。
会合後、松井知事は
例えばあそこで事業をしたいという
公募事業者はものすごい数がいるはずだ。すごいスポットになる。
と説明し、橋下市長も
あんなところに図書館を置く必要はない。
と述べ、集客施設などに活用する意向だ。
中之島図書館は本館が1904年に建設され、
円柱が並ぶギリシャ神殿風の正面玄関など格調高い外観が特徴で、
観光客からも人気が高い。
本館は重要文化財に指定されており、約55万冊の蔵書がある。
(1番上の画像は、中之島図書館・正面玄関)
いやいやいや、これは駄目でしょ
どうしてどすか?
せっかく場所が良いんどすから、
おしゃれなカフェとかに造り変えるとか、駄目どすか?
あえて図書館にこだわらなくても…
ワシ、この辺には滅多に来ぅへんけど、
そんなにええ場所なんやったら、いくらで使い道があるやんけ。
パチンコ屋とか場外馬券場とか。
なにムチャクチャ言うとんねん、テツ
それって自分が行きたいだけやんか。
人聞きの悪いことぬかすな、チエ。
お父はんなりに、みんなの楽しみを考えて言うとるんや。
ウチ、ギャンブルは嫌いや。
それに、この辺は
ウチらの住んでる下町とは違うんや。
パチンコ屋なんてつくれるわけないやろ。
パチンコ屋も場外馬券場も、
100パーセント無理ですって
ここ、【重要文化財】なんで、
建物じたいを造り変えることは出来ないんですよ。
(その前にまず”認可”がおりないだろうけど)
やっぱりカフェに決まりどすな
それも駄目!
じゃあ、猫カフェは…
一緒だっつーの!!
この場所に図書館があるということに、
大きな意味があるんだから。
無料で、いつでも誰でも利用できる、
そんな公共施設って図書館くらいしかないじゃんか。
ウチは小学生やから学校に図書館があるけど、
言われてみれば、美術館とか博物館とかタダちゃうしな。
街の中心に、
市民に無料で門戸を開放してる文化施設があるっていう、
それじたいが【文化】だと思う。
大阪人はこのことを誇りに思っていいよ。
あと、他の図書館と利用者数を比べるのも無意味。
図書館って、そういうものじゃないと思うし。
じゃあ、橋下はんの真意はなんどすか?
せっかく立地が良いんだから、
【税金を使う施設】じゃなくて、
【税金を使わせる施設】にしたいんでしょ
役所の経費削減はおおいに結構だけど、
目先の収益を優先して【文化】を破壊するのは許せないよ
なんや、難しい話はようわからんけど、
ようはタダやったらええんやろ?
それやったら、パチンコの玉も馬券も、
みんなタダにしたらええんや。
せやったら、種銭(元金)気にせんと、
ワシ毎日ギャンブルし放題やんけ♪
テツ、それって勝ってもタダってことやで。
うーん…それはさすがにつまらんか…
いや、ワシの場合、勝ったとしても、
どうせまたその勝ち分を全部賭けるから一緒のことかもしれんし…
悩むんどすかいっ
橋下市長が【独裁者】と揶揄されても、
結果として市政改革が良い方向に向かうなら、
それはそれでいいと思ってたけど…
図書館はべつに【天下り団体】じゃないんだし、
政治家が、人々が時間をかけて積み上げてきた【文化】すら
コントロールする権利があると自惚れるなら、それじゃ本当の独裁者だよ。
それではここで一曲お聞きください。
今一度、中之島図書館廃館を思い直して欲しいという願いをこめて、
橋下市長にこの曲を捧げます。
ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)で
ルール・ザ・ワールド(「Everybody Wants To Rule The World」)です
↑ティアーズ・フォー・フィアーズで「ルール・ザ・ワールド」。
カート・スミス(髪の短い方)とローランド・オーザバル(髪の長い方)の
2人組によるデュオチームで、
共に離婚家庭に育った2人は13歳の時に出会い、
「子供たちの悲しみ、そしてその開放」という意味を込めた、
「恐れのための涙」(=ティアーズ・フォー・フィアーズ)を名乗りました。
(「恐怖や痛みを声に出そう」という意味合い)
この「ルール・ザ・ワールド」は、
印象的なメロディと奥の深い歌詞が多くの人に受け入れられ、
全米全英でともにチャート1位を獲得しました
「それは僕の計画 僕自身の良心の呵責
決断するのに手を貸してくれ
自由と喜びを最大限に利用するのに手を貸してくれ
永遠に続くことなんて、何もないんだよ
誰もが世界を支配したがるものさ」
さて、今日6月21日は【夏至】ということで、
「1年のうちで昼の長さが最も長い日」だったというわけですが…
まあ、これだけ一日中天気が悪いと、まるでピンとこないですよね
そんな【夏至】の夜、「電気を消してスローな夜を過ごしましょう」と、
【100万人のキャンドルナイト】というイベントが全国各地で開かれ、
東京ミッドタウン(東京都港区)の広場では、
震災の復興や未来への希望を書き込んだキャンドルのカップが並び、
幻想的な光がゆらめいていたそうです↓
(画像は毎日新聞より)
さておき、スローでエコな節電ライフを推奨するのは
おおいに結構なんですけど、
なんか白熱電球の製造・販売の自粛を
政府がメーカーに要請してるとか
いや、いいんですよ…
本当に電力が足りないのなら、それはいいんだけどね…
でも、大飯(おおい)原発の再稼動だって、
政府はとにかく「電力が足りない」の一点張りで押し切って、
「どれだけ足りないのか」という肝心なことが、
どうもはっきりわからないのがスッキリしません↓
白熱電球の件に関しては、白熱球の代わりに
「節電効果の高い(おまけに値段も高い)LED電球を買いましょう」
だってさ
「それ、LED電球を売りたいだけちゃうんけ」
と考えるのは、うがった見方でしょうか…
思わず世間を斜に構えて見ずにはいられない、
そんな荒んだ心を癒してくれる今夜のおかずは
【鶏肉とチンゲン菜のクリーム煮】でした↓
それでは今夜は、こちらの2曲をお聞きいただいてお別れです。
松崎ナオさんで「電球」、スミス (The Smiths)で
「心に茨を持つ少年」(「The Boy With The Thorn In His Side」)、
2曲続けてどうぞ
↑松崎ナオさんで「電球」。
デビューして2~3年目くらいまでの松崎ナオさん
の歌にはこの曲のように、不思議な浮遊感を伴ったナンバーが多く、
とらえどころのない歌詞もまた、その雰囲気つくりに一役買ってます
「あなたと出会った わかりあえました
魂触れ合った瞬間はなればなれ」
の箇所が自分的には好きです
↑スミスで「心に茨を持つ少年」。
バンド結成から解散にいたるまで、
ボーカルのモリッシーの書く歌詞は、
社会に対する嫌悪や怒り、絶望が渦巻いていて、
その”軽蔑すべき世の中”で
信じるに値するものを探しもがき続ける若者像を描くことを、
一貫したテーマとしています。
この曲はそれが最も解りやすい形で表現されたナンバーで、
その意味で”スミスの代表曲”といっても過言ではないでしょう
「心に茨を持つ少年
その嫌悪の影には愛に飢えた心が隠れている
すさまじいまでに愛を渇望する心が
僕の目の奥深くをのぞき込むのに
どうしてみんな僕のことを信じてくれないんだろう?
僕の言葉を耳にしながら
どうしてみんな信じてくれないんだろう?」
さて今夜は以上です。
明日は10日ぶりにお会いできることを、
心から楽しみにしています!
それではまたね、ぢゃっ