2024年3月29日 - 宝塚歌劇団は28日、昨年9月に死亡した宙組劇団員の問題を受け、同組の公演を年内に再開すると発表した。
阪急阪神ホールディングスの嶋田泰夫代表取締役社長、大塚順一執行役員や、劇団の村上浩爾理事長らが大阪府内のホテルで会見を開き、遺族と合意書を締結したことを報告。
公演再開時期は「一定の時期が来ましたら今後の予定を発表したい」と具体的には明言しなかったが、「年内、遠くない将来」と示唆した。
経緯
昨年9月、宙組の娘役劇団員Aさん(享年25)が転落死。劇団は調査報告書で、長時間の活動などで強い心理的負荷がかかっていた可能性は否定できないとする一方、いじめやパワハラは確認できなかったと結論づけた。
遺族側は、パワハラがあったと主張し、歌劇団に対して謝罪と賠償を求めていた。
今後の課題
今回の問題は、宝塚歌劇団の厳しい労働環境や、パワハラ問題など、多くの課題を浮き彫りにした。
歌劇団側は、再発防止策として、労働時間の短縮や、相談窓口の設置などを検討しているという。
記事のポイント
宝塚歌劇団 宙組、年内に公演再開へ
昨年9月の劇団員死亡問題を受け、遺族と合意書を締結
再発防止策として、労働時間の短縮や相談窓口の設置などを検討
参考記事
宝塚 死亡の宙組劇団員プロフィル ホームページからも削除 合意書締結後:
https://article.auone.jp/detail/1/5/9/266_9_r_20240328_1711617722983688