先日、『右手にメス、左手に花束』というシリーズものの小説のスピンオフ作品の
『茨木さんと京橋先生』のドラマCDを聴いたのですが
その中に登場していた脇カップルのお話がある、と聞いて
さっそく書店で見つけて買ってきました!


楢崎先生とまんじ君 (二見シャレード文庫 ふ 3-14)/椹野 道流
¥650
Amazon.co.jp

あらすじ


低血糖で病院に担ぎ込まれた間坂万次郎が出会ったのは

理想のパーツをすべて備えた内科医・楢崎千里だった。

パーフェクトな外見と、ポーカーフェイスかと思いきや意外と表情豊かで優しく

おまけに猫舌という可愛い弱点を持つ楢崎。

知れば知るほどに好きになっていく万次郎は、やっとの思いで彼と結ばれるのだが・・・。
その後一度も会えないまま楢崎はアメリカへ留学してしまい――!?

亭主関白受けとドMワンコ攻めの、究極ご奉仕愛!



積み本がすごい事になってるのに思わず買ってしまったけど。。。


すごい面白かった!


お話は、前半はまんじ君(間坂万次郎)視点で
まんじ君が茨木&京橋家に招かれた時に
楢崎先生との馴れ初めを根掘り葉掘り聞き出される、という形で、
後半は楢崎先生視点で
同じ病院の同僚カップル・江南&永福に
(この二人は『右手にメス、左手に花束』の登場人物みたいですね。読んでないので知らなかったけどw)
やはりまんじ君との再会~同居に至る経緯を白状させられる、
という形で描かれているので
二人の気持ちの移り変わりがとても良くわかって面白かったです。

ドラマCD『茨木さんと京橋君』では、まんじ君のノー天気さが際立っていたので
もっとギャグ路線のお話なのかな、と思っていたんですが
まんじ君の生い立ちや背景がすごく切なかったのと
そんなまんじ君の苦しみを察して
自分の胸を貸して泣かせてあげる楢崎先生の態度に思わず涙が。。。
1年ぶりに楢崎先生に再会したまんじ君の
本当に嬉しそうな様子にも、思わずジワリと涙が。。。

と、予想外にこころが温かくなる場面がいっぱいあって良かったです^^

ドラマCDでは、楢崎先生を千葉進歩さん、まんじ君を森川さんがやってるんですが

ツンデレやらせたら天下一品の千葉さんはもちろんの事

テンション高めの19歳を見事に演じていた森川さんもなかなか良かったんですよ~。


なんで、ぜひこの二人のお話も音声化して欲しいです!