と言っても、図書館革命(4巻)までですが。。。
読み始めは、以前より読む速度が遅くなったな~とか思ってましたが
そんな心配いらない位、図書館内乱(2巻)以降は
読むペースも取り戻して、あっという間に読み終えることが出来ました。
いや~。面白かったです!
著者の有川さんもあとがきで書かれてましたが
何気ない疑問を膨らませた形のこの作品がこんなに人気が出たのは
私たちも普段耳にした事のある「差別用語」の拡大解釈に疑問を感じてる人が
それだけたくさんいたからなのかな~って思いました。
そういえば、もうずいぶん前だったと思うのですが
チビクロサンボという絵本が、黒人を差別している内容だとして
出版停止か何かになってたことを思い出しました。
今は、その問題がどう決着したのか
再び書店でチビクロサンボを見かけるようになっていますが
この図書館戦争のお話の中で繰り広げられてる攻防って
現実の世界でもあちこちでおきてる事なんですよね~。
実際に、今ある「差別用語」や「放送禁止用語」なんかは
一体どういう経緯で決められたのかなんて知らないわけで
中には「なぜそれが放送禁止用語なの?」ってものも多数ありますしね。
結局、他人の価値観を押し付けられてる、と言っても過言じゃないですよね、これって。
そんな些細なことが、一歩間違えると大きな事になる可能性を秘めてる
って、この本は言ってる様な気がしました。
なーーーーんて、真面目なこと言いつつ
この作品は、やっぱりとっても素敵な恋愛小説なんですよね^^;
堂上教官は文句なしにかっこよすぎだし
それ以上にさらっとかっこいいけどそこはかとなく意地悪な小牧教官や
超エリートでこれまたカッコいい手塚など
みんな、それぞれに不器用さを持ってるところがいいし
何より、何事にもまっすぐな郁が、擦れたオトナには眩しくて可愛い!
そして、そんな郁とは全く正反対の柴崎もかっこよすぎ!
(てか、この人金沢出身だったのね。。。)
本編は4巻で完結のようですが
一緒に借りている「別冊・図書館戦争?」は、外伝って感じかな?
最初の方だけ読んだけど、これって4巻の最終章とエピローグの間のお話なんですね~。
エピローグは、かなり時間軸が進んでてぶっ飛んだけど(笑)
それなのに、手塚と柴崎はなーんにも変わってなさそうで、ちょっと残念。
他のカップルみたいに甘々にならなくてもいいから(つかなって欲しくないw)
なんとかくっついてくれないかな~。。。
久しぶりにハードカバーの本を読めて、かなり満足してます^^
ありがとうございました!にゃもさん!!