昨日じっくりと聞きました。


このシリーズを聞くのはこれが初めてなのですが

多分、このシリーズに共通してるテーマがあるみたいです。

それは。。。


日常に潜む些細で不可思議な出来事――
あなたは「ふしぎ工房」を見つけることができるでしょうか?

いつもの見慣れた風景の中に、ある日突然現われる怪しい店、ふしぎ工房――
そこを訪れた者は、“注文”さえ出せば、なんでも願いが叶うと言う。
日常の中で悩み苦しむ人々が求めるものとは?




この「鬱の行方」は

人一倍頑張り屋の「僕」が

自分が鬱である事を認めたくないが為にさらに頑張り過ぎて

どんどん自分を追い詰めていってしまう中で

導かれるように辿り着いた「ふしぎ工房」である願い事をし

その事がきっかけで

自分が生きる意味を見出して

新たな道を歩んでいく。。。という内容の語りとひとり芝居です。



さすがに重いテーマなので

置鮎さんの声のトーンも抑えめでしたが

それがさらに内容を際立たせていたように思います。



なので、おっきーの声目当てに買った人には

受け入れられるかダメか、分かれるんじゃないかなぁ。。。


私は、とても静かに感動しました。

そして、いろいろと考えさせられました。



私のまわりのリアルな友達には

鬱で悩んでる人はいません。


でも、以前やってたチャットのメンバーやマイミクの中には

数人、そういう人がいます。


今までは、そういう人の扱い方が分からずに

つい「頑張れ」という禁句を言ってしまったりして

結局ある程度距離を置くことにするしかなかったのですが

このCDを聞いて

鬱の人の抱える苦しみがすこしだけわかったような気がします。


それでも、やはりまだ話しかけたりは出来そうにありませんが。。。



ただ、今まで「精神的に弱いから鬱になるんだ」という認識は間違いで

「人一倍頑張り屋さんほど、人知れず悩み、精神的にダメージを受けやすいんだ」って

そう気づいただけで、彼らを温かく見守れるかな?とは思います。






ということで

オススメしていいかどうか、難しいところですが

一聴の価値はあるCDだとは思いました。



これじゃなくても、ほかの声優さんのものも

聴いてみる価値はあるんじゃないかなぁ。。。