BL強化週間の予定外で

秀逸な作品に出会ってしまいました!




深井結巳著 その唇に夜の露

「お前にやられたことは忘れてないぜ」

バス運転手・和田琢紀(たつき)は、

学生時代強姦した親友の若江恭一と再会した。

15年前犯した相手から、今度は弄ばれることになった琢紀。

琢紀の運転する深夜バスに、二人だけの荒い息が響く――。

その先にあるのは復讐か、狂おしいほどの恋なのか…!

実は、この著者のことは全くノーマークで

実際の絵も、特に好きなタイプではなかったんですが

この作品がドラマCD化され、森川さんが若江を演じる、とここで見て

どんな作品なのか興味がわいて、買ってみたんですが。。。


思わず号泣してしまうほど良かった!!

なぜ琢紀が若江を強姦しなければならなかったのか

なぜ若江が今になって復讐をしようとしたのか

二人の心の奥のすれ違いや誤解、後悔などがうまく描かれていて

最初、あまりにもあからさまに描かれている局部の絵に引きそうになりましたが

そんなことどうでもいい位にぐいぐい物語の引き込まれて行きました。




そして、来年1月発売のドラマCD。。。

是非聞きたい!!

和田琢紀を遊佐さん、若江恭一を森川さんが演じるんですが

この若江

物語中盤までは、見事なまでに鬼畜眼鏡で

和田を罵倒するようなセリフや、冷徹で残酷な物言いを脳内アフレコすると。。。(*´д`*)ハァハァ

これぞ、森川さん!!という鬼畜なお声が間違いなく聞けそうです。

遊佐さんのキャスティングもなかなかいい線行くんじゃないか、と期待大です。

特に、性格の歪んでいた学生時代なんか、すごく合ってるんじゃないかなぁ。。。




気になる方は、ぜひ読んでみて下さいね~。

コミックには描き下ろし後日談も収録されているんですが

本編とは逆の若江視点でのお話で

これを読むことで、物語全体がすごくしっくり収まる感じがして良かったですよ~。