子どもに育てられ
保護者に鍛えられた
教員時代でしたが
今回は職員室でのお話
高校生のお子さんがいる先生方のおしゃべりが
聞こえてきまして…
「M高校は真面目な子が多いのよ」
うんうん
M高校出身の友達はそんなこと言ってたな
お互いにライバルといった感じで
放課もそれぞれが黙々と受験勉強してたって
かたや私の出身校は
教え合いが日常的に行われてた
「僕、数学教えるけど
授業後残りたい人残って」
って自ら申し出て
教壇に立ってくれたりね
受験に向けて
ピリピリガツガツする感じじゃなく
学びに対して
すごくオープンなところが好きだった
「で、千種(ちぐさ)高校の子は…」
おっ！
出ました私の出身校！
有名な先輩は
舘ひろしさんね
ラグビー部の応援に来た時には
キャーキャー言いながら
「写ルンです」で写真を撮ったっけ
「…ちょっと変わった子が多いのよ」
と小声で
そこで
「私、千種出身で〜す」
と名乗り出られなかった私
そうよね…
確かに変わってます
よくご存じで
だって
校風が自由だったから
そりゃあ
子どもは自由にしとけば
勝手に自分らしさが出てくるよね
多くの子が
自分を見せることを怖がってないから
受け入れてくれる土壌があったから
私みたいな変わりもんでも
生きていけたのよん
自由と勝手は違う
責任を伴う
ってみんな分かってたから
自由でありながら
ちゃんと自分を律してた
でもまあ
遅刻してくる子は多かったかな
…律してないやん
とにかく高校３年間
青春を、自由を謳歌した
楽しくて仕方なかった
そんな私の様子を見て
弟も同じ高校に入りたいと思ったのかな…
周りがみんな個性的すぎて
何かを創造しようとするエネルギーが凄かった
北海道の「よさこいソーラン」を始めたのも
千種の先輩
今や
小学校の道徳の読み物になってる
変わりもんで大いに結構
みんな違うんだから
本来みんな変わりもんのハズだよねー
横並びになろうとして
自分を抑えてる
横並びにが当たり前すぎて
それすら気づいていない
どれだけの人が
「普通の人」になろうとして
自分の可能性を閉ざしているだろう…
横並び？
変わり者になることを厭わない方だけ
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唯一無二の私に還ろう
と思えるようになるから
フェイスリフト講座もいいけどね
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青い鳥
千田紀久惠
・元名古屋市立小学校教員（21年間）
・夫１人
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