こんにちは、整体院モチーフの菊池です。

いよいよ9月、今年も残り三分の一です。
やり残したことがないかをそろそろチェックしないといけませんね。

毎年、

「今年こそ」

と思っていてもできていないこと有りますよね。


そんな皆さんの課題で、整体に関係するところでは

・姿勢を治す とか、
・運動する  とか

が目標だった人も多かったはずです。

今年は一関でも、夏が長くて、
当院のお客様でも7月に入るとすぐからもう
「夏バテ状態」のお客様が多かった気がします。

当然、8月も引き続きお疲れモードの方が多い状態でした。

そんな中で、姿勢に関して今年の夏何人かが言ってたのが

「肋骨がでっばるんです。」ということ。

夏は薄着をするので胸が目立ちがちですが同じく肋骨も
ぽこんと胸の下に出ている方がいました。

これは整体で何とかなりませんか? ということでした。
気になりますよね。


原因を考えてみました。

これは、あくまで、成人の内臓疾患のない方の肋骨の出っ張りについてです。
子供さんや、左右の出っ張りが違う方、痛みを伴う方については個々の原因が
あると思われるので整形外科を受診してください。

成人で痛みが伴わない場合です。


原因の第一は、姿勢だと思います。

上半身の姿勢を正そうとしてそらすような姿勢になると特に出てきますよね。
そうです、反り腰、猫背が大きな原因だと考えていいと思います。

前かがみの仕事が多くなると上半身が前側に曲がり、お腹が圧迫されて内臓が肋骨を拡げます。
この状態で肋骨が固まった状態だと思います。

第二として考えられることとしては、
胸郭(肋骨の上部)の動きが硬くて肺が広がる際に下側に膨れて肋骨の下部を押し出すことも考えらえます。

第三には、希ですが、胃とか腸が肥大して肋骨を拡げている場合もあると思います。


治す方法としては、要因の大きいものから対策するのがいいので、結局姿勢を気を付けることになります

直接的に肋骨の出っ張りをなくすために肋骨を矯正する方法は、ないと思います。
肋骨の、特に出っ張る下部肋骨は、肋軟骨と言って柔らかいので矯正して変形させることは無理です。

対策は、

毎日よく深呼吸をしましょう。  

 呼吸全体を10のカウントで行います。
 1,2で鼻から大きく一気に息を吸い込みます。
 3,4で止めます。
 5,6,7,8,9,10で思い切り口から吐き出します。(息を吐き切ります)

 このとき両手は1,2,3,4までは拡げます。
 5から一気に両手を閉じて抱えるようにします。

 この深呼吸を10回繰り返します。
 肋骨がよく動くようになったと思いませんか?


 少し慣れてきたらお腹の動きをプラスした深呼吸にします。

 1~4までの吸い込み動作ではお腹は気にせず胸と腹、背中にまで空気をため込むつもりで吸ってください。
 5~10で息を吐くときにおへその周りに少し力をいれてみてください。 

これだけです。
 これを続けていれば胸郭が動いてお腹に力が入り、肋骨が締まります。

そんなに簡単に治るわけはありません。
地道にやらないといけませんが、慣れるといつでもどこでもできていい感じになると思います。

是非、お試しください。
では、今日はこの辺で。