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マスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴ③

カミーノ・デ・サンティアゴを歩くこと31日目。

巡礼目的地のサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着。


教会の前で立ち尽くす・・・


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その教会はとても大きかった。

その教会はとても美しかった。


しかし、感動の余韻に浸るまもなく、

翌日から、西の果ての海岸フェニステレへ向かって歩き出す。


そこがマスクマンの最終ゴール。

後数日でこのすばらしい巡礼の旅が終わってしまうという寂しさと

とうとう完歩できるという喜びとの複雑な思いで残り100㎞弱をカウントする。


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そして出発から35日目。スタートから884,3kmのゴール0,00km地点に到着!!!!!


マスクマンはカミーノ・デ・サンティアゴのゴールに着いた。

しかし、ここはゴールであると同時に

マスクマンの人生のカミーノ・デ・サンティアゴのスタート(0,00km地点)であると感じた。

明日からは黄色矢印が道を示してくれないことに不安を感じたが、そうではなかった。


必要ならば、黄色矢印は見えるのだ。心配は要らない。ただ前へ進めばよいのだ!!!


『すべてのことは必然である。人が夢を追い求めるとき、夢に向かって道が開かれる。

その道中にある全てのものが自分を支援してくれる。その声に耳を傾け、心を通わせることが大切だ』

                                         (パウロ・コエーリョ『星の巡礼』より)


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 ゴールの祝杯♪                    西の果ての海に沈む夕陽

 
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ブエン・カミーノ!!!

(ブエン=よい、カミーノ=道、よい巡礼を。よい旅を。)


マスクマンブログ  Thanks!すべてのものにすべての人にありがとう!!!

マスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴ②

マスクマンブログ  振り返ると美しい朝日が・・・毎朝勇気を与えてくれる。


『カミーノ・デ・サンティアゴの日々』


朝6時、起床、身支度。


6時半、出発。
まだ暗いので、ライトを照らして矢印を探し、歩く。


7時半頃、朝日が巡礼者の背中を照らす。
景色のいい場所で腹ごしらえ。


歩く。歩く。歩く。


2~3時頃、アルベルゲに到着。
シャワー・洗濯。


シエスタ明けの5時頃。
買い出し。
夕食を作って、食べる。


10時、就寝。
すぐ、眠りに落ちる。でも、すぐ朝が来る。
そして、出発。


とてもシンプル。この繰り返し。
1日30km前後歩いて、約1ヶ月。


肩が痛い。足が痛い。

体全身が筋肉痛で悲鳴を上げる。

1週間も続ければ、体が慣れるかと思っていたら、
疲労は蓄積する一方。

痛みでストレッチすることもできず、
夜中、寝ぼけて伸びをして、激痛で目を覚ます。

特に重いバックパックが肩に食い込み、
肩が捥げそうに痛い・・・


しかし、カミーノ・デ・サンティアゴはこの痛みを完全に忘れさせてしまう、

『スペシャルなもの』であふれていた!!!


自然と景色



どこまでも続く青空、どこまでも続く大地、葡萄畑、牧草地、花畑。
北スペインの田舎町、石畳、教会、美しい町並み。
毎朝背中を押してくれる朝日、心地のよい風。
とにかくすばらしい自然と景色であふれている。


 どこまでも続く上り坂を、上って、上って、上って、
 もう最後の上り坂だと思って上りきると、また、上り坂があって、
 それを何度も繰り返し、
 さらにそれを上って上って上りきった丘の上から、目的の町が見えたとき。
 とりわけ、美しく、感動的な景色が広がる!!!


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羊がいっぱい。のどかな景色に癒される。  美しい夕陽は最高のご褒美。


自然の恵み


林檎、いちじく、洋梨、葡萄、栗、アーモンド、木苺・・・秋のカミーノは自然の恵みの宝庫。
疲れた体が野生のパワーで蘇る。


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聖なる力


なにかが必要なとき、なにか困難があったとき、
道を失ったり、道が誤ったとき、
必然的にそれは与えられた。

道が正しいか不安になると、矢印が現れたり。
矢印が見つからないと、誰かが現れたり。


 ある日、道を誤って森の奥深くに入ってしまったときでさえ、
 人も車も通らないような時間と場所だったにもかかわらず、
 突然、大きなトラックが激しいスピードでやってきて、
 仰天しているマスクマンの前に停まると
 正しい道を伝えて、また激しいスピードで走り去って行った。


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そして、なによりスペシャルなのが・・・

人との出逢い



世界中から巡礼に来ているたくさんの仲間との出逢い。
巡礼者に「ブエン・カミーノ(よい巡礼を!」と声をかけてくれる地元の人。
みんなとても優しくて、とても素敵な笑顔をしていて、出逢うたびに元気をもらう。


 ある時、国道沿いで疲れた足を休めていたら、車を止めて、ストレッチやアドバイスをしてくれたおじさん。
 お別れして数分後、また車でやってきて、笑顔でタイガーバームを手渡してくれた。


 ある町で、お祭りのため商店が閉まっていて困っていると、

 唯一開いてる商店まで道案内をしてくれた松葉杖のおじさん。
 翌日、数十キロ離れた町で、雨の中アルベルゲを探しているマスクマンの前に再び現れ、
 また、親切に道を教えてくれた。(神様のような不思議な人でした。)


 いつも自分の子供のようにかわいがってくれたフランスのパパとママ。
 元気パワーをふりまくイタリアのパワフルおばさんペア。
 年季の入った大切なホタテ貝をくれたマリウスといつも笑わせてくれたマレック。
 いつも差し入れしてくれる韓国のママ。
 優しくて謙虚で律儀な韓国のジュンくん。


 あげだしたら、キリがない・・・
 とにかくたくさんの出逢い。
 優しい心、素敵な笑顔。


 ありがとう!!!


そう、こんなたくさんのスペシャルのお陰様で、
身体的な痛みを完全に忘れ、
精神的に癒され、充実し、喜びに満ち、

日々元気になっていくマスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴであった!!!


                                      マスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴ③に続く・・・

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マスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴ① (09/8/29~09/10/2)

『すべてのことは必然である。人が夢を追い求めるとき、夢に向かって道が開かれる。

その道中にある全てのものが自分を支援してくれる。その声に耳を傾け心を通わせることが大切だ。』


マスクマン2号はパウロ・-リョ著の『星の巡礼』に出逢うべくして出逢った。

それを読み終えた時、はっきりとそう確信した。


そして、いつか『星の巡礼路』(カミーノ・デ・サンティアゴ)を歩きたい。

そう思ったのが何年前だったか・・・


それから何年後かの2008年9月9日世界一周旅行をスタートさせたその時には

まさかその道を歩くことになるとは思いもしなかった。


それこそ、マスクマン1号にとっては、ありえない?あってはならない?ことだった・・・

(大好物の肉と酒が食べれない聖地リシュケシュに1ヶ月滞在することになったのと同じ位?)


2号がその本を読んだ時、その本の内容から知識と装備なしに行ける道だとは思っていなかった。


しかし、スペインを旅している時、はじめて出逢った巡礼者は旅中のバックパッカー。

バックパックにホタテ貝、枝の杖を突くその二人は他国を旅中にその道の存在を知り、ダイエット目的で歩いたと言った。


(うわーすごいなーーー)


その1ヵ月後。

カイロの安宿でばったり再会した友人のバックパックにホタテ貝を発見。

巡礼の素晴らしさを熱く語る彼に『スペインの歩き方』の巡礼についての書いてある数ページを手渡される。

その時スペイン旅行を終えエジプトに飛んできていた私達。

もう不要である『スペインの歩き方』をスペインの宿に置いてきたばかりなのに。

まるでそのページだけまだ必要だと追いかけてきたように。


(行けるんだー行ってみたいーーー)


そしてそのまた1ヵ月後。

ダハブの安宿。ここにも巡礼帰りの旅人一人。巡礼の感動がひしと伝わる。

もう、間違いない・・・


(行くぞー行くしかない!!!)


そんなわけで、ダハブからヨルダン、イスラエル、シリア、レバノン、トルコは

旅始まって以来の勢いで計画的に旅を終え、

イスタンブールからはフランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(巡礼スタート地点)までは

バスと電車を乗り継ぎ強行62時間?(乗り継ぎ時間含め)

こうして決意してからちょうど1ヶ月後、マスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴが始まったのだ!!!


おっと、前置きだけで長くなってしまった・・・


ちなみに“カミーノ・デ・サンティアゴ”とは?


スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ(聖ヤコブの墓)を詣でる巡礼路。

マスクマンが歩いたのは最もポピュラーなフランスの道で

フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからピレネー山脈を越え、目的地のサンティアゴまで798.6km。

そこから更に西の果ての海フェニステレまでの計884.3kmの道。


マスクマンブログ-camino  サンティアゴに続く道。毎日美しい景色が広がる。



『サン・ジャン・ピエ・ド・ポー』


マスクマンが分かっている知識と言えば、スタート地点のこの名前のみ。


でも、巡礼帰りの旅人達は口を揃えて言う。
そこへ行けば、大丈夫。そこへ行けば何も要らない。


マルセイユの鉄道インフォメーションでその呪文のような名前を長い名前を連呼する。
でも、その若いスタッフは「どこだ?そんな名前は知らないよ。」と言う。

「カミーノ・デ・サンティアゴを歩くのだ。そのスタート地点なんだ。」と言っても、
「わからない。ポーという名前ならある。それはきっとポーじゃないかな。」と言ってそのルートを渡される。


半信半疑ながらも、そのルートが書かれた紙を持って、チケット売り場の列に並ぶ。
ようやく順番が来て、その紙を渡すとそこには優しい顔のおじいさん。

マスクマンが日本人だと分かるとそのおじいさんは嬉しそうに昔訪れた日本の話をしてきた。
そして、マスクマンがこれからサンチャゴ巡礼するのだという話になると
ポーとは全く別の正真正銘のサン・ジャン・ピエ・ド・ポー行きのチケットを手渡しこう言った。

「ブエン・カミーノ!(よい巡礼を!)」


翌昼には絵本に出てくるようなメルヘンチックなその町に無事辿り着くことが出来たマスクマン。
旅人が言っていた通り、ここへ来れば、大丈夫だった。ここに来れば何も要らなかった。


町にある事務所でクレデンシャル(巡礼手帳)とホタテ貝(寄付)を受け取り、

付随のアルベルゲ(巡礼宿)に泊まる。


そして、翌朝から毎日黄色い矢印を目印に歩けばいいのだ。


唯一つ。

不要な荷物は最終地(もしくは中継地)の郵便局留に出来ると聞いていたが、出来なくなったようだった。
世界仕様のバックパック(1号18㎏、2号15kg)と一緒に巡礼せざる得なくなったことを除けば・・・


そういえば、マスクマンに歩くきっかけを与えてくれた巡礼帰りの旅人は
4人が4人とも旅中の全ての荷物を背負って歩き通していた。(中には20㎏以上のつわものも)

バックパックと旅を続けるパッカーはそういう運命なのか・・・?

 (今となってはいい思い出だが、一日中歩いた足の疲れよりも荷物の重さによる肩の疲れが辛かった。
  いや、もしかしたら、肩の痛みのためにさほど足の疲れを感じないでいられたために

  最後まで歩き通せたのかもしれない?けれど、はっきり言ってお奨めはしませんが。)


マスクマンブログ-camino  荷物が肩に食い込む。荷を降ろしても、肩が重い。



『レイ・ライン』


出発前夜であるその夜、アルベルゲで1人の日本人女性に出逢った。
彼女からもらったシャーリー・マクレーンの『カミーノ』

その本にはこう書かれていた。


(このカミーノ・デ・サンティアゴは)「レイ・ラインと呼ばれている地球のエネルギーの線に沿っている場所で、
ここは特に強力で、地球の霊気の基本構造を形作っており、

そこのエネルギーは非常に高い波動を発している。
人がこの高い波動に触れると、思考・体験・記憶が明晰になり啓示が起こる。

また、今まで抑圧されていた意識的な気付きや情報が表面に顕れて来る。
カミーノは太陽に関連した霊的なエネルギーを帯びているばかりでなく、

他の宇宙や星々に関連したエネルギーにもつながっている。」


翌日からその本とともにマスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴが始まった!!!


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マスクマンをサンティアゴへ導く黄色矢印。壁に道路に柱に看板の隅に。木の幹や石ころにも。

                                      マスクマンのカミーノ・デ・サンティアゴ②に続く・・・