父親（80歳・要介護4）とは
妹や小菊がスマホでオンライン面会にしてくれて
入院中に２度、父の顔が見れました。
でも、その２度目が
父と目を合わすことができた、最後となりました。
とても暖かい、晴れた日のお昼に
父は、だんだんと目を閉じていきました。
私は病院着のまま、病院の広い面会室でひとり、
泣きながらタブレット越しに父にお別れを告げました。
「ありがとね、お父さん」
「お父さんの娘に生まれてきて楽しかったよ」
ホントにありがとう。
わがまま放題させてくれて。
主治医に、お通夜は無理かもしれないけど
せめて焼き場だけでも行かせて欲しい。
また病院に戻って来るから。
ってお願いした。
その日いた看護師さんたちが
「私達からもお願いしたいです。」
「お父さんなんだもん。。。」
と言ってくれた。
主治医は、
「さすがに明日（お通夜）は無理だけど
今のところ血圧も心拍も安定してるし…
まぁ、検査してみて、だな」
と言ってくれた。
やっぱお通夜は無理か。
実家に戻ってきた父を、動画で見る。
実家の和室に横たわる父。
よかったね。
やっと家に戻ってこれたね。
お通夜の日は、妹や小菊が
「お通夜にＥちゃん（私の唯一の親友w）来たよ」
「パパ（元旦那）来たよ」
と教えてくれた。
退院ありきだから、いろんな手続きが
ハイスピードで進んでいく。
衰えた（もともと？）脳みそがついていかない
検査はね、歩くのと、いくつかの質問だった。
いきなり「ここは何県でしょうか？」ときた。
エッ…
あい…ちけん…
そうですね、と看護師さん。
「大手術すると、せん妄が起きることが多い」そうで
その後の質問も
病院の名前、自分の名前、誕生日、
100から7ずつ引く計算、今の季節などなどだった。
そう！！季節ね！！
この検査、11月27日の昼だったんだけど、朝に看護師さんが
「この病室は暑いけど、今朝は寒かったんだよ〜」
「もう息も白いからね！」
って言ってたから、もう冬だ、って話してたの。
だから、今の季節聞かれて「ふゆ」って答えたら！！
「う〜ん、ホントは11月は秋なんですよ…」
「ちょっとここだけ相談しておきますね」だってさ！！
それくらいさぁｗｗｗｗ！！！！