おはようございます。

KIKUEです。

 

月曜日から梅雨に入り

雨と蒸し暑さが続きそうです。

 

初夏は熱中症のリスクが高い

熱中症は

真夏に起こりやすい症状と思いきや

5月頃から増え始めます。

 

熱中症は、

気温が高いだけでなく

湿度が高い時にもなりやすいため

蒸し暑い今の時期も

注意が必要なんです。

 

また初夏の時期は

体が暑さに慣れていないために

体に溜まった熱を

うまく逃すことができず

熱中症になってしまうこともあります。

 

体が暑さに慣れるには

人は運動や仕事などで体を動かすと

体内で熱が作られて体温が上昇します。

 

体温が上がった時は

汗をかくこと(発汗)や

皮膚の血管を広げたり

心拍数をあげることで

体の表面から空気中に熱を逃がし

体温を調節しています。

 

この体温の調節がうまくできなくなると

体の中に熱がたまって体温が上昇し

熱中症が引き起こされてしまいます。

 

体が暑さに慣れることを

「暑熱順化」

と言い

気温が高い中で体を動かすなどして

暑さに強い体を作っていきます。


暑熱順化により

発汗するまでの時間が早くなり

特に、前胸部と前額部の汗が

すぐに出るようになって

心臓と脳の温度上昇を

食い止める働きがあります。

 

暑熱環境にさらされていない人は

一日に 15~20gもの食塩を

発汗で失うことがありますが

暑熱順化によって

一日 3~5g 程度の喪失に

抑えることができます。

 

暑さに慣れてくると、

体温を一定に維持する働きが向上するとともに

水分や Na(ナトリウム)を失いにくくなります。 

(引用:厚生労働省 熱中症予防対策マニュアルより)

 

暑熱順化には

個人差はありますが

数日から2週間程度かかるとされます。

 

本格的な夏が来る前に

今のうちから

体を暑さに慣れさせることが大切ですね。

今からできる暑熱順化の方法

ここで暑熱順化の方法を2つご紹介すると

 

1つ目は

やや暑い環境で

ウォーキングなどの運動を

約30分程度行うと

約2週間後には

暑さに体が慣れてくると言われています。

 

暑い環境で運動することによって

血流が増加し

皮膚の表面から

熱を体の外へ発散させる能力が高まります。

 

この状態を維持することで

適切な発汗も促されるため

暑い時にも体温の調節機関が

効率よく働くようになります。

 

2つ目は

お風呂に浸かることです。

 

日中に運動できない方は

入浴の時間を有効に使いましょう。

 

40度前後のお湯に

10分ほどを目安に

(額に汗をかくぐらいまで)

湯船に浸かります。

 

このような

汗をかくぐらいの入浴を

1日に1回すると有効と言われています。

 

また、サウナ好きな方は

サウナで汗をかくのもいいそうです◎

暑熱順化を行う際

無理をするとかえって

熱中症のリスクも高まりやすいので

序盤は体を慣らす程度にし

徐々に運動量や時間を調整していきます。

 

運動や入浴の際は

終わった後や途中で

必ず水分補給を行うこと。

 

また運動を行う際は

通気性の高い服装で

できるだけ熱を逃すようにしましょう。

 

梅雨の時期は汗もかきにくく

熱も篭りやすい気候ですが

意識的に汗をかくようにして

真夏に向けて体をつくりたいものですね。