四季報

 

1924年設立し上場したのは2013年である。決算は11月。

 

事業内容は、九州地盤に郊外やロードサイド型ビジネスホテル「AZ」と併設のレストランを運営している。

 

業績の推移

2016年まで大量出店により急成長を遂げていたが、建築費高騰などから出店が難しくなり、成長にブレーキがかかっている。2016年に前経営者から現経営者に世代交代したことも関係しているようだ。

外観イメージ

今後の出店について(HPより)

「おかげさまで、HOTEL AZ チェーンは、80店舗を超えるまでになりました。
社長の交代の社内体制充実のために今出店を控えていますが、300店を目指して、これからも中国・四国地方や、北陸・甲信越地方へ向けて出店を計画中です。よりお客様が、利用しやすい場所、利用しやすいホテルをこれからも求め、何事にもチャレンジの姿勢で進めば、世界への扉が開くと信じています。」

そこにコロナの影響が直撃して大幅な減収減益になっているが、同業他社と比較すると大幅な黒字を確保しているため、損益分岐点が低いことがわかる。
 
ビジネスモデルとドメイン
郊外やロードサイドなどに出店することで、低コストでの出店と競合を避けることに成功している。また、ビジネス客やファミリー客、スポーツ団体客などをターゲットにすることで固定客化を図り、季節性なども避けることができている。
 
SWOT
強みは、出店、運営のノウハウ。
弱みは、ホテルや飲食に特化した事業展開、IT化の遅れ、付加価値の低さ。前経営者の経営ノウハウがなくなったこと。
機会は、競合の衰退
脅威は、建築費の高騰、コロナによる外出自粛。
 
同業他社比較
アメイズ、共立メンテ、藤田、鴨川、ABホテルなどを比較するとアメイズは減益幅が小さい。PERでは比較できないが、PBRで比較すると割安に見える。
 
いくらなら投資できるか?
社長の目標5万室、300棟で計算するとEPSは2019年比で3.5倍になると計算。ただし、それがいつなるのか分からない。
購入価格から配当性向は2%。
いつになるか分からないが、3.5倍になる可能性がある2%利付債権と考え、他の企業と比較して保有するか売却するかを考えたい。
 
その他
これまで、競争優位が構築できる企業を探してきたが機会への注目が足りなかったと思う。考え方的にはリソースベスドビューに近い。ただ、投資においてはポジショニングビューの視点も大切だ。
SWOTで言うならば、Sはもちろん大事だが、OやTも大事と言った具合で、S→Oができている企業を探したい。アメイズで言うならば「建築物価調査会」が指名している建築費をチェックするなどの作業が必要だ。
また、PEGはSとOが崩れていないのが前提で計算されるため、「PEGが計算できない」という時点でストーリーが崩れている。投資候補を作っておき、入れ替えを行うことが重要だ。
辛い時も一緒に乗り越えていくような、経営者視点で投資がしたかった。
もちろんその視点も大事だが、投資家には投資家の視点も必要なのだと思う。