概要
売上は13.9%の増加、粗利益は17.03%増加(調整後)、営業利益は30.2%増加、経常利益は36.8%増加となっている。
会計方針の変更があり、
①在外子会社の収益費用:決算日の直物為替相場の円換算→期中平均相場に円換算
②作業クズの売却収入:営業外収益→製造費用から控除
経営分析
新株発行や長期借入金、未払金の支払いにより安全性は上昇し、
巣篭もり消費によるチルド惣菜製品の販売伸長、食材販売でのおにぎり需要下期回復と新商品販売のプラス要因が、海外サプライチェーンの停滞や需要増による原材料価格の高騰のマイナス要因を上回り、収益性が向上した。
また、社員寮建設や生産設備の増強などによるリース資産の増加があったものの、上記プラス要因により、効率性は上昇した。※棚卸資産が前期比32%増加し、棚卸資産の効率性が悪化している。原材料価格の高騰によるものだと思うが、売れ残りなのか、販売に備えた在庫の積み増しなのかは分からない。IRに聞いてみよう。
成長性に関しては、来期、商品開発、生産体制の増強、販路開拓での利益率低下と外国人入国制限による労働力確保困難、グローバルサプライチェーンの停滞での原材料入手困難、水産資源や石油価格高騰、での費用増加により減益予想となっている。
※売上は6.61%増、営業利益は△12.94%、経常利益は△14.04%、当期純利益は△13.64%。
この数字だけ見ると、成長企業とは言えない。が、研究開発力や品質、生産性向上のノウハウなどの強みを活かして、カップサラダなどの販売拡大、セブンイレブンIncを通じた海外展開、小売りパートナーとの取引を通じたチャネルの拡大など成長余地はまだまだ、あるように思う。
何より食べて美味しい。ちょっと高いが・・・
近畿圏の工場建設の遅れなどもあり船橋工場の火災が近畿工場のバックアップによる焦りでは?などと不安要素もあるが、まだ売りと判断するには調べが足りない。
割安度判断
毎期10%前後の増収ができれば営業利益は20%以上成長できると想定。※ちゃんとしたCVP分析も行わないといけない。
成長率20% 配当利回り2.8% PER12なのでPEGは1.9。実績ベースのPERは10なのでPEG2 .28。割安と判断。

追記【IRへの問い合わせ】
1.棚卸資産が前期比32%増加し、棚卸資産の効率性が悪化していますが、原因を教えてください。
詳細な内容は伏せさせていただきますが、水産原材料の中で他社が仕入れを控えていたために、当社が戦略的に多めに仕入れていた魚種がございます。
この原材料の在庫及びこの原材料を製品化した在庫の増加が原因ですが、上記のとおり当社しか在庫を持っていないため有利な状況で消化を進めていくものです。
→私見
原材料価格の高騰に対して、ただ耐えるだけでなく戦略的対応をとっている点は素晴らしい。
あとは、製品化した在庫が高回転率になればいいが。
2.来期、減収予想の1番の原因は原材料価格の上昇でよろしいですか?
原材料価格が一番の要因です。
現状ではコロナ禍の見通しが立たず、欧米が規制解除を進めている一方で
本邦の状況が変わらないことにより、水産資源価格が高止まりしており
業績予想を作成するにあたっては高く見積もらざるを得ない状況です。
→私見
欧米の規制解除、日本の規制継続はニュースで知っていたが、日本の規制緩和がすすめば価格高騰は収まりそうだ。また、海外需要増による原材料価格の高騰だと思っていたので、これは長期化しないかもとポジティブにとらえる。
申し訳ありませんが、有力なサイトがございません。
水産全般に関しての状況については水産庁ホームページなどでごらんいただけます。
最も影響を受けているタコの価格推移については下記のようなサイトがございます。
https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp011013999600200820/1
→私見
タコ、鮭、ほっけ・・・チェックしていこう。