上と下の争いについてのまとめは一気にやったので、いちばん激しいともいえるPO争いについて扱います。

今季から各カテゴリ20チームとなりました。J3でもJ2同様3~6位のチームが参入決定戦(J1昇格プレーオフ)を戦い、その勝者が来季J1への参戦権を勝ち取ることになります。勝ち上がりとともに勢いとか上位チームであればゲームの殺し方(締め方)も重要になってきます。それでも昨季の清水みたいにJ1への道から滑り落ちる可能性もあるんですけど。その清水もさすがといわんばかりに今季はさらなるペースで勝ち上がってますからね。ただし、他のチームが同じようにいくかというとまた話は別です。J2というカテゴリは常に1年勝負です。戦力は随時入れ替わりますからね。

 

 

前回も優勝争いのまとめをしたときと同じ表を貼っておきます。どこまでで線引きするか悩みましたが、3ポイントの差というところで区切りました。ですから、8位までとなっています。もちろん、これより下のチームにもチャンスはあると思いますが、相当なペースで勝っていかないと逆転でPOというのは難しいと考えています。9位以下のチームについては得失点差ハンディもありますからね。45ポイントの秋田だけがプラスですからね。

まず、全体的流れをまとめておきますと、7位との差を考えると長崎のPO行き、さらには3位についてはほぼ手中にしているかなと考えています。今週末が新スタジアム初陣となります。新スタでここ最近勝ち点ペースが落ちているのを立て直すことができるか。これがPOにおけるポイントかなと考えられます。濃厚という観点からすると4位岡山と5位仙台も限りなく可能性は高いかと。ポイントとなってくるのは6位争いでここに現在6位の千葉、あと逆転でPO行きが恒例となっている山形、そして新顔のいわきといったところが勝ち点差わずかというところ。もちろん、この3チームが全勝ペースで勝っていけば、4・5位を捲ることにもなります。

 

 

まず、3位の長崎ですが、戦術のとおり新スタ開業となり、今後のゲームは新スタで行われることとなります。新たなピッチで慣れとモチベーションをどれだけ高められるかですね。ホームゲーム3試合できちんと勝って、POに備えましょう。

 

4位の岡山ですが、次の次、中断明け初戦となるいわき戦が鍵になるんじゃないでしょうか。ここでいわきをふるい落とせば限りなくPOは手中に収めることができるんじゃないでしょうか。表中失点が1となっていて、手堅い守備は武器となっていますから、いかに得点力を上げていけるかですね。ここはPOでも鍵になるところだと思います。

 

5位の仙台も横浜FC戦を残しています。POの可能性をかすかに残す秋田や、ここにきて勢いのある熊本(対戦時期までキープできているかは不明)あたりと流行りにくいと思いますが、カード的には恵まれているかなと思います。あと、得失点差のプラスが少ないので、そこ勝負にならないようにせねばなりません。

 

千葉はここ5戦で4勝と好調をキープ。昨季も逆転でPOに滑り込みましたが、ピーキングが早く、POの段階では失速していたので、どこまでエンジンをかけきれるか。もちろん、PO行きが決まったわけではないので、結果も求められます。千葉の場合、最後に山形とやります。山形の恒例行事を考えるとここが最終決戦になる可能性もあります。ここで勝負したくないのなら、上に追いつくしかないですね。その前が長崎戦でPOを考えると最終テストを兼ねたいい機会になりそうです。

 

山形も4勝1敗と好調。4ポイント差なので捲れるかですね。意外と鍵となってくるのは中断明け初戦の清水戦かなと思います。優勝を争うチームに勝てれば確実に勢いが出ますし、我々もJ1へいく力を示すことにもつながると思います。あとは次節で山口をふるい落とせるかですね。カード的にはきつめですし、最後が千葉との直接対決なんですけど、この時期の山形の猛威は計算できませんので。

 

いわきは失速気味ではありますが、なんとか食らいついてますね。あっさり連敗でPO圏から落ちている山口と比べると状態はいいです。逆転でのPO行きを考えるうえで上位戦を2つ残していて、岡山に勝って、清水に引き分け以上が必須かなと考えています。どちらかというと流出が目立ったチームがここまでくるのはすごいですね。

 

 

軽く各チームについて言及してきました。予想するなら、そのままいきそうですけど、7位の山形が滑り込み、千葉がなんやかんやで残って、危なそうなのが仙台だと思うんですよ。得失点差アドバンテージがないですからね。下が勝ち残ったところで昨季みたいに上位チームがレギュレーションでゴリ押ししてくるんでしょうけど。残るだけでなく、勝つための準備もしましょう。