とりあえず夏の補強前半戦がほぼ終わり、ここから後半戦に入っていきます。サンガとしては前半で猛チャージをかけたこともあり、今後動けない可能性もあります。特に資金を考えると市場価値の高い外国籍選手を獲得したことで枯渇している可能性もあります。ですから必ずしもうまくはいかないとは思いますけど、資金の余裕、あと残りの移籍期間を考えてスマートに動けるのであれば追加の補強も検討していきたいところ。てなわけで随時やっている補強考察です。
まずは現状のインアウトの推察をしていきます。
out
谷内田(→安養※期限付き)
山崎(→C大阪)
一美(→岡山)
ハーン(→ハンマルビー)
in
エリアス(←クルゼイロ※期限付き)
米本(←名古屋※期限付き)
圍(←秋田)
オリヴェイラ(←クルゼイロ※期限付き)
(7月24日現在)
同数となっています。戦力カウントとしての他のマイナスとしては麻田の負傷があるので、マイナス状態です。A契約枠はシーズンスタート時点で数枠余らせているので(多分23人※今季は27人)アウトがなくても入れられる状況ではあります。
まず、大熊GM査定になってから厳しい評価となっているのがセンターラインということになりますね。サイドプレーヤーは基本的に出入りなしとなっています。エースとしてではない立場であれば出場機会のあった一美をあっさり放出したのは大熊査定なんでしょうね。前線はもともとそんなに層が厚いポジションではなかったんですけど、さらに層が薄くなった感じですね。平賀(あとは安齋)を出すにしてもオープンな展開じゃないと使いづらいというのが見えてきたので、左のFWをどうするか問題が出てきそうです。あとはGKの入れ替え、中盤はタイプの違う選手となりましたが、こちらも入れ替えと守備強度アップというところがポイントでしょうか。
インについては前と後ろの軸というのをポイントとしてきましたが、クルゼイロから加入の2人がまさにそれを担うことになりそうです。Jへのアジャストを考えるとエリアスは長い時間で考えない方がよさそうですが。オリヴェイラについてはどこでどのように使うかはまだ分かりませんが、即戦力じゃないときついですね。
前回書いたポイントについては前と後ろの軸という点において両外国籍選手でOKかなといった感じでしょうか。次にサイドと中盤の質強化というところで米本が後者のポイントになる選手かと思われます。
これで完成というわけではありません。ポジションによっては不足している部分があるので。まずは気前よく出した前線の質を維持できるかというところです。豊川が戻ってくるという前提で組むとすれば原・マルコトゥーリオの3人で基本的なレギュラーは固まることになるでしょう。そこに決定力のあるエリアスとオープンになったら平賀(ないし安齋)をジョーカーとして使うというプランはできているんですが、もう1枚前線のスタメン、もしくはジョーカーで使える選手がほしいですね。
攻撃のコマとしては中盤についても求めています。前回も書きましたけど、平戸がチャンスメーカーとしてフィットしているなか、彼がいないときに誰が近いタスクをこなせるかですね。ボールをもってもうまい選手なんですが、位置取りが絶妙で、プレーしやすい位置でボールを貰って、ここというところに展開できます。もちろん、シューターとして最近は期待度が上がっていて、得点も期待しています。代わりになり得る谷内田を放出したので、穴埋めしてもいいんじゃないでしょうか(現有選手でなんとかなるんだったら問題ありません)。
後ろについてはサイドでしょう。特に右。福田がいなくなるととたんに選手層が薄くなります。左でバランスをとれるようになっているので、右でドリブルできる選手を求めています。安齋とか中野とかいるにはいるんですけど、攻守トータルで考えるとサイドバックとして託すのはさすがに厳しいでしょう。
3ポジが重点ポイントですかね。攻撃についてはどちらかでもいいかもしれません。
候補についてですが、外国籍選手の獲得を検討したとの情報もあります。ですから、補強の必要性は考えているようです。もうひとつはレンタルバックという手段。現実的には山田とか木村になってきますね。山田については同ポジで世代が一緒の松村が鹿島からレンタルでやってくることが決まっているので、ポジションなどを勘案すると山田、あとガンバからレンタルできている山見の処遇が気になるところ。
個人的に手っ取り早いと思っているのが個人昇格です。リリースした選手は基本的に移籍金を獲れているので、それを活用してもいいんじゃないでしょうか。外国籍2人は期限付きとはいえ相当な額(2人合わせたレンタル料はさすがに億活きそうですね)がかかってると思いますが。どこのチームも最終ラインを担う選手を出したくはないと思います。西久保(千葉→磐田)とかうちに合いそうだなと思ってたら目の前で点とられましたし。身体能力系のSBって伝統的に拾って成長させているという経験があるので。粗削りであっても光る部分があればサンガではやっていけるはずです。
最後の補強展望はかなり淡いものになりましたが。もうワンプッシュすることでこちらの心としてはさらに前向き、上を目指そうという気持ちになれます。