前回外国籍選手の獲得についてのリスクやこれまでの歴史を振り返るだけで終わってしまったので、改めてではありますが、新加入選手のまとめをしていきます。

 

 

 

前回も書きましたが、外国人ガチャというか、自前で獲得することは推奨していません。大熊ルートなのか分かりませんが、前線の選手はすんなり決まりました。これまでの彼はあらゆるネットワークを駆使して選手を動かしてきました。結果としてはコスパの悪い補強の終始してしまいましたね。もちろん、獲らないより獲る方がいいんでしょうけど。ただし、資金に限りがありますし、何よりこれまで強化担当をしてきたチームと比べてサンガが使える人件費はかなり少ないです。そのなかでかつてサンガで強化部長を務めていた山道的な発想で補強ができるかだと思います。山道強化部長は在籍期間は短かったですが、浦和時代からゼロ円移籍を得意としていて、サンガでも使うところは使う、フリーで獲れそうな選手はしっかり獲るというのをやっていて補強選手をうまく引き当てた印象が強いです。資金なりの強化ができるかということですね。

買い取りオプション付きとのことですが、期限付きで加入させたということは限られた資金を考えてなのであれば間違いではないかなと思います。

左利きのストライカーということで、カットインドリブラー的に使うという構想があるのかなと考えています。真ん中で使えるのかどうかというところですね。フィニッシュと運ぶといったところをきちんとやってくれるのであればそれなりにフィットしていくんじゃないでしょうか。

 

 

 

あれよあれよとミッドウィークの試合後に報道が出て、翌日に発表となったのが米本の移籍でした。個人的にFC東京時代から守備のできる中盤の選手として好きな選手でした。かつてファンタジーサッカーがあったころ、彼を重用していました。

完全に大熊ルートでしょう。というより、各ポジション補強ポイントとしておきながら、チョウキジェ監督全面支持であれば中盤の優先順位はそのなかでも低め、というより前と後ろで決定的な仕事をする、させない選手の優先順位が高いなかで中盤の選手を獲得してきました。そこで加入させたというのはある程度大熊化していく、なんなら監督オレという可能性も排除しないというメッセージと私は捉えました。ピッチの真ん中に監督のカラーというものが出ますから。そのときに自分のやりたいことを浸透させるには教え子を置いとくのが手っ取り早いからです。米本が大熊と一緒にやったことがあるのは言うまでもありません。

まさに移籍の決め手となったのが大熊GMの存在とはっきり本人が喋ってましたからね。中盤についてはチャンスメーカー系の平戸が台頭してきて、近いタイプの谷内田が移籍するので(これは後日やる予定です)、どちらかというとそちらの選手を補うのであれば補強の理由になるんですけど、中盤のボール奪取の質を上げるということが大きな目的になると思います。

移籍についてなんですが、名古屋側からするとサプライズみたいです。ここ数試合メンバー外でしたが、基本的にレギュラーの一角。年齢を考えて、同世代の稲垣を含めてローテーション起用となっていました。彼自身、両膝の前十字靭帯の怪我をしていることもあって、フル稼働がかなう身体ではありません。そのなかで慎重に最善の起用がほぼなされてきたなかでの移籍です。主力をまさかの形(期限付き)で引っ張ってきたわけですからね。もともと、長谷川健太監督との折り合いがよくない説があります。そもそも彼がいるからチームを離れるんだけど、監督が後追いするというパターン。一昨季は湘南にレンタルされることもありましたね。

 

 

これと同時に報道があったんですけど、CBの獲得に動いていて破談になったという情報もあります。先日麻田の今季絶望というリリースがありました。いろいろ文句垂れたくなりますけど、仕方ないです。

ここについてもただ選手を入れたら解決というわけではありません。というのもエリアを守るのか跳ね返すのか、マンツー気味で守ってもらうのか。何を求めるかによって求める要素が変わってきます。守備ラインを下げるんだったら跳ね返しが得意な選手(松田佳大とかアピとか)が活きることになります。そのためには前で収めて運ぶ必要があります(前線がより重労働になります)。うまく運べないので従来のハイラインコンパクト継続であれば、後ろには走力が必須になるわけです。めちゃくちゃ探すの難しいでしょうけど。

 

 

正式発表とそこから出た情報でまとめました。今後も何人かまとまれば更新とします。