中断期間が明けた初戦となりました。コンディショニングがうまくいってないなかで正直なところここで連戦になるのはきついなというのが正直な感想です。てなわけで天皇杯は穏便に終わっとけばいいとさえ考えています。結果とともに失ったものもありますけど。

 

 

結果としては2-0勝利となりました。

個人的には大宮がもっとガッツリくるのかと思いましたが、そういうわけではありませんでした。J3首位を快走しているチームではありますが、ルヴァンも2回戦で敗退しましたし、どの試合も全力で取りにいくというよりかはリーグ戦をかなり重視している印象があります。J3では独走しているので、色気を出すというよりかはどの試合も勝ちにいって、勝ちへの姿勢を貪欲にするという方法もあるわけで。特に長澤監督とはコーチとして3シーズンともにやってきましたけど、2022年なんかは苦しい時期もありましたけど、リーグじゃない試合で内容が伴っていて、それがすごくリーグ戦にも効いていたという経験をしていますから、思ったよりもできてない印象です。大宮が今季からJ3で戦っているわけですけど、意識の低い選手を排除しきれてないのもあるのかもしれません。かりにJ2復帰を決めたとすると、かなり選手を入れ替えないといけないことになりそうですね。主力ならJ2で戦えそうですが、それ以外だとちょっときついかな。

 

 

さて、サンガにフォーカスしていくと、ポイントとしては守備だと思います。もちろん、スマートにやって抑えきることも重要ですが、対J3の上位、しかもサンガの守備力を考えるとそんなことも言ってられないわけです。最近になって週末リーグ戦の後にサブ組中心でやるTMが公開、スコアも出すようになりました。そこで見る限り大学生やJFLとのチームと対戦し、いずれも勝ってはいるものの失点しているわけです。ここ数試合レギュラーメンバーが固定されつつありますが、それが納得できる内容でサブ組が推移しているわけです。

今回無失点で切り抜けられたのは評価していいポイントじゃないでしょうか。夏の移籍市場が開くまでの1ヶ月ほどはこのメンバーで戦い抜かなくてはいけないわけですから、起用できる選手が増えるのであれば収穫になってきます。どのポジションで補強が必要なのかを含めて、検討し直せるくらいの活躍を期待しています。

ただし、それとともにダメージを負いました。というのも終盤出場した麻田が怪我のため、短時間でアウトする事態となりました。各チームこの試合での怪我人が出ているようで、大変ではありますが、サンガとしては後ろに要になっている麻田がいないとなるときついです。しかも、ここからは下位チームとの直接対決も多くあるなかで落とせない試合で守備陣が崩壊するとなるとかなり残留争いは厳しくなってきます。起用しない方がよかったというのは結果論ですね。というのもリードしている展開であれば、麻田を終盤使って逃げきるというのを想定してベンチに入れたわけですから。どの程度かかるかによってチームの構想にも影響しそうです。

得点に関してはJ1の強度で同じような活躍ができるかというのが問われる部分じゃないでしょうか。今回前線に入った選手の多くはそれなりの技術水準をもった選手だと思います。ただ、J1のレベルで力を発揮できているかというとそういうわけではありません。ですから、リーグに反映できるものがどれだけあるかというと難しいところですね。

 

 

次戦は清水との対戦が決まっています。詳細は未定ですが、日本平の開催になるでしょう。連戦のなかに組み入れられるという最悪の状況ですが、こちらもリーグ戦最優先で戦えればいいんじゃないでしょうか。