レビューと観戦記をひとまとめにしますが、ほぼ道中記になります。改めて思ったのが神戸って遠いですね。

 

 

基本的に神戸遠征するときは阪急を乗り継いで行くのが安いので、その方法をとります。たまに例外として使うパターンは青春18きっぷを使って、JR乗り継ぎというやり方です。この経験もわりと重要でした。

今回は阪急神戸線がほぼストップしたということで大変な移動を強いられました。正解としては西宮北口→阪神国道→JR西宮というルートだったみたいです。この場合は三宮で地下鉄ではなくJR兵庫から歩き(約30分)となります。新快速にうまく乗り継げなかったことでかなりの時間を要してしまいました。三宮までいくのであれば阪神電車乗り換えが安いです。

土曜日は神戸線のトラブルでかなりの時間止まってしまいました。わりと余裕をもっていくことが多いんですけど、今回到着したのがKO30分前でした。三宮で暇つぶしする時間を入れてましたので、その1時間くらいがすべて消えたことになります。ノエスタ行きはラグビーの試合(このときは12時キックオフ)でも失敗しておりまして、早めの移動という教訓がありました。それが奏功したかは分かりません。

帰りも帰りで夜が遅くなるので大変でした。ゆっくり飯でも食って帰ろうかと思いましたが、事前準備しとかないと時間食うだけなので、ここに行くというのは決めといた方がいいですね。

 

 

勢いで観戦記をまとめておきます。残念ながらスタジアム観戦をいろいろ楽しめる余裕はありませんでした。いつもと比べるとイベントもやっていましたし、兵庫駅ルートからだとスタジアムの北から入るのでフットサルコートとか広場も見ることができるので、そこでは遊んだり、フットサル楽しんだりする姿を見ることができました。

あと、気にしてなかったんですけど、INACの撮影ルールって厳しいんですね。持ち込むときにチェックが入ってました。おそらくいつもやっているんでしょうけど、ザルチェックだったということなんでしょう。という事情もあって、今回は携帯でちょこっと撮影したもののみをアップしています。正直言うと撮影への規制は理解できる部分もあります。ただ、機材そのものから規制というのはあまり理解できない部分でもあります。節度をもって撮影するのならOKとしとけばいいんでしょうけど、そこらへんのマナーが悪かったんでしょうかね。フォトグラファーシートもなくなったようです。私も機材整えていろいろやりたい欲に駆られているなかでいろいろ考えさせられる機会となりました。

 

 

さて、試合についてですが、すでに速報でもやりました通りです。そんなにお互いチャンスは多くなかったと思います。時間の経過とともにリードされていた側がバランスを崩してピンチを増やすというのはありましたが、ゲームの終盤まではお互いチャンスは少なめだったと思います。

特に浦和の先制点なんかはほぼファーストチャンスだったんじゃないでしょうか。ゴール前にいくことはあってもシュートらしいシュートというのはほとんど記憶にありませんでした。ただ、これも声の掛け合いをしっかりしていれば防げるシーンでしたね。最悪コーナーに逃げていいシーンでしたから。ペナ内でゴールキックにしようとキープしたところを掻っ攫われて折り返されました。

結果的にこの1点が重くのしかかりましたね。後半に入り、ギアを入れ直したINACですが、60分もすれば浦和も受け止めることに成功し、膠着状態に。唯一といっていいチャンスが田中に訪れますが、クロスバー直撃。直後に清家のゴラッソで試合を決定づける2点めが入りました。

 

 

浦和はシーズン中に怪我人を出しましたが、結果としてはチームがまとまることとなりました。若い選手を使いながらというより、絶対的な選手も出てきていて、ベテラン選手がいなくともなんとかなる布陣でした。特に守備の固さが武器になってますね。フィジカル勝負もできますが、技術的にもしっかりしています。サッカーというのは技術とかボールのないところでの準備もありますけど、アスリートベース(フィジカル要素)による部分が特に男子では顕著になってきていて、女子サッカーにもその風がきていると思います。そのトレンドの最先端にいるということなんでしょう。

INACとしては力負けでしょう。選手層、特に中盤のところの経験の部分で課題があるなかでのシーズンイン。カップ戦では厳しい戦いながら昨季までの遺産を活用しつつ、2位というのは立派な成績だと思います。

互いにいえることですが、後ろはかなり固いですね。ただ、そこでも浦和が優位に立っていて、うまさもあるので、なかなか攻略するのは難しいですね。少なくとも肉弾戦で日本人が勝てる要素はほとんどないと思います。両チームの課題があるとすれば膠着状態を破るための武器でしょうね。浦和は後半戦、ほぼ前半のうちにリードを奪って逃げきるという試合をしてきました。それが理想ですけど、必ずしもそうならないときがあります。ゲームを動かすオプションづくりというのは問われる部分です。まさにINACが後半戦勝ち点を落とした試合が膠着状態の試合を動かせなかったというのが大きかったと思います。これは代表レベルにもある課題ですから、一朝一夕に解決というわけにはいかないでしょうけど。

 

 

なんやかんや昨季よりはいく回数が増えました。来季もこんな感じになるでしょうか。近隣にチームがあるありがたさですね。WEリーグが12チームで精鋭化していくんだったらホームアンドアウェイだけではない形も模索した方がいいと思いますが(精鋭化したことで特定エリアでの試合が増えるというのは他の競技でも見かける課題ですが)。

シーズンが終われば時間があればレビューを行うと思います。