土曜日の振り返り、最初はゲームレビューを改めてやるという形になります。試合全体的な流れについてはすでにやりましたので、今回は各チームのポイントを振り返ろうと思います。

 

まずは第一試合からです。

 

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スコアのわりに試合時間が長くなりましたね。お互いの投手の制球とか、あとファールの多さが理由でしょう。ゲームとしては豊田織機が逃げきり勝利となりました。

まず、伊予銀行から振り返ると、前回(尼崎ラウンド)のときよりゲームにはなっているんですが、それでも力が出しきれてないなと思いました。打てる選手が揃っているんですけど、まだ3割くらいの力しか出せてません。スタメンとサブの力の差というのは確実にありますね。それをいかにごまかして戦えるかだと思います。中盤以降、しっかり球を見ながらできてましたけど、決して豊田織機先発の山下の制球がめちゃくちゃ安定していたわけではないので見極めながら粘っていけたら反撃のタイミングも早められたんじゃないかと思います。エスコベドを出されるとどうにもならないとは思いますが。長打力に欠ける分、しっかり見極める、コツコツとランナーを進める。当たり前のことをもっとしていかないといけませんね。

伊予銀行は翌日の試合も敗れたため、この節も連敗。7連敗となりました。上でも書きましたが、尼崎ラウンドよりも状況も内容も改善しているんですが、まだチームとして力を発揮できていません。攻守とももう少しできることからになりますが、やるべきことを徹底していかねばなりません。

 

豊田織機としては1点差逃げきりとなりました。ゲームの流れは持っていただけに、少し頂けなかったかなと思います。先発した山下が4回あたりで見極められていたことを考えるとスパッと替えてもよかったのかなと思います。打線としてももうひと押しが足りませんでした。ある程度打つ部分では新加入のマケナスミスがいい感じで打てているので、核になってきそうです。最後エスコベドを出して勝ちにいきましたが、若い力だけでひとつ勝てるようにしていかないと駄目ですね。まだまだ投手陣の成長が問われるところです。

豊田織機は翌日SGに敗れました。エスコベドを万全の状態にして投げさせたかったんですが。ああいう崩れ方はなかなか見ないので、仕方ないと捉えるしかないですね。3戦めは10月とかなり間が空くのでこのときは手の内を隠せるような状況で対戦したいですね。打つ方は決め手をやや欠きましたが、打てるはずの選手が揃っているので、全体で脅威を与えていきたいですね。

 

 

第2試合です。

 

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SGが完封勝利という結果に終わりました。日曜日も勝って連勝。日本精工も日曜日の試合に勝ち、1勝1敗でこのラウンドを終えました。

SGとしては昨季の宇治ラウンドに続く連勝となりました。地元ラウンドはかなり勝率がよさそうです。翌日の試合を考えるとパーフェクトだったパーナビーを温存したのは正解だったと思います。それをさせたのは序盤の打撃でしょうか。長打を交えながら点をとるというこのチームらしい点のとり方でした。とはいえ、5回の攻防には課題が残りました。無死満塁にしながら、エンドランの失敗による挟殺プレー。外野フライは併殺にするなど、とりきれませんでした。特に外野フライ併殺については3塁コーチ(監督)がバックという指示を出していれば何ら問題のないプレーだと思ったんですが。少なくとも2・3塁のランナー両方が離れていたのは謎です。細かいミスをなくしていくことも重要となってきます。あと、この試合については5~8番のスタメンが1・2年めという若い選手で構成されていました。怪我人の影響によるものかもしれませんけど、全員総力で戦えていることはいいことだと思います。昨季はかなり固定気味に戦えていたんですが、そこに加わる選手を増やしていこうとしている状況です。そうした選手には試合経験だけでなく、結果を残すために何をすべきで、逆にしてはいけないかをしっかり学んでいってほしいですね。

SGは豊田織機戦でも打ち勝って5連勝としました。このカード、ロースコアしか記憶にないので珍しいですね。エスコベドが早めに崩れてしまったのが要因でしょう。雨が降っているとはいえ、制球命という投手がこうなる危険性も織機としては味わったのではないでしょうか。サンダーコックが思わぬ形で失点を食らいましたが、パーナビーの温存が翌日に効きましたね。

 

日本精工としてはらしさを発揮できぬまま終わってしまいました。次の日勝ったので結果オーライだと思いますが、後藤を連投させるというのはどうなんでしょうか。投手事情的にこの2連戦投げなかった投手は投げられる状態になかったというのなら仕方ないんですけど(ブルペンも見ながら見ているんですが、確かにウォーミングアップしている投手は少なかったです)、絶対落とせない試合で万全の後藤をぶつけるというのは徹底した方がいいかなと思いました。現時点で後藤で3つ勝っているわけですから。打線は6回の2安打だけでしたね。翌日も含めてなんですが、弓納持が連続でヒットを打ったのは好材料じゃないでしょうか。なかなかあたりが出てなくて8番打ってますけど、昨季後半は4番を打つくらい打撃力のある選手です。

この試合を落としたものの日本精工は昨季に並ぶ3勝をあげることができました。昨季との違いはロースコアになったときの勝率でしょうね。負けるときに大負けすることは課題でしょうけど、勝ちパターンはこれというのを見出せているのは昨季との大きな違いだと思います。

 

 

もう少しあっさりした内容になると思ったんですが、思ったより量が多かったです。次回観戦記を書いて終了とします。