土曜日の試合のレビューをやっていきます。

序盤3節が終了しました。西地区は北九州ラウンドの1試合が雨で流れて代替開催未定を除いて消化している状況です。その2チームを除くと6試合プラス3連戦をひとつこなしている状況です。2番手までのピッチャーはどこも揃えているなかで3番手のレベルを含めたチーム状況が見えてきたのではないでしょうか。GWは休みを挟み、5月10日から再開となります。

それでは各試合の感想と現状の立ち位置、日曜日の結果を踏まえてまとめていくことにします。

 

 

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最初の試合です。伊予銀行はミスの多さがネックとなりましたね。バックで盛り立てていかないといけませんし、打線も線になってないのが気になりました。この試合は4回に3安打を集めましたが、決めきれず、これ以外は7回のヒット1本のみと抑えられました。タカギ先発の鹿野曰くそんなに調子は良くなかったみたいですが、そうでもなかったかなと思いました。2巡してからはやや厳しいかなと思いましたけど、ラストイニングの5回はきちんと抑えてましたし。新打線の狙いは打てる選手をできるだけ上位にというやり方なんでしょうけど、打てる選手がなかなかいないというのが実情なんでしょうか。怪我人もいて、メンバーの急ごしらえみたいになっているのもほころびが出る要因になっているかと思います。このインターバルのコンディションの回復に期待したいところ。

投手陣は黒木が3回でKOとなりましたが、遠藤が粘りながら無失点に抑えました。この3連戦はシオノギ戦こそ5失点でしたが、そこまで悪いとは思いませんでした。庄司を含めると3人計算できる投手陣がいるので、守りを軸に戦えるチーム態勢を築きたいところ。

 

タカギは翌日の試合でシオノギに惜敗。ここで勝てるかどうかがPO争いしていくうえで大切になってくると思います。状態の悪い中下位チームには勝てるというのは分かってきた一方で西地区の上位相手にも組めるだけの力が必要になってきます。好投手をぶつけられることから、打撃の数字はあまりよくないです。後藤希友、サンダーコックからほぼヒットも出ずに終わってしまいましたし。そんなに打線の状態は悪くないかなと思います。投手陣も日曜日は今村が打たれましたが、ある程度計算できるWエースに金田も好リリーフを見せる試合が出てきていて、上位は見えてきている状況にあります。2部上がりの健闘からもうワンランク上のチームとして見ていくべきチームになってきていますね。

 

 

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投手戦となりました。結果的にポーターの一発がモノをいう展開となりました。三輪はこのカード得意としていたんですが、一発に泣きましたね。

シオノギは今季投手登録が3人しかいません。3人もしくは4人体制が成立する条件は2人主戦投手を構えることです。しかし、2番手になれる選手が現時点で決まりきってないのでかなり苦しいシーズンになるかもしれません。ただ、この3連戦は三輪が全部先発し、3戦め途中にリリーフが出るまでひとりで投げました。しかも、最後はリエントリーしましたので、ほとんどのアウトを彼女がとったことになります。今節終了時点での投球回数がリーグ最多(規定投球回数投げている投手のなかで失点も最多)となっています。他の投手の奮起という課題を突きつけられていますね。

打線は今回、抑えられましたね。サンダーコックとは初対戦ということもあり、難しかった部分はあるかもしれません。データとっていても体感しないと分からない部分はありますから。結果としては2回にタイムリーを放って以降、ヒットなしに終わりました。

 

SGは外国人の力を頼りにこのカードの連敗を止めました。昨季はこのカードで吉井投手に抑えられましたが、同じく苦手としていた三輪から3点とれたのは収穫と考えておいていいのではないでしょうか。若い選手の活躍が目立っている一方でやや他の選手のバットが湿っている感じがありますね。それでも試合を決めるとなるとベテランの力になっています。試合を決められる選手がさらに出てくることを期待しています。

この日はサンダーコックが投げましたが、パーナビーとWエース、いやサンダーコックの方が信頼を得ている感じはありますね。北九州ラウンド3連投しましたし。サンダーコックの成長が鍵だと考えていましたが、そこは計算できそうで、課題は日本人投手となってきそうです。開幕節を除いて登板機会がない状況ですから、そこで誰が出てくるかですね。

 

 

今回はゲームレビューというより現状の確認と課題についてまとめてきました。次回は観戦記ということでイベントや観戦環境についてまとめていきます。