ルヴァンが一発勝負になり、固定開催のミッドウィークゲームが減るのもまた感覚としては難しくなりますね。今季初のミッドウィーク開催となります。GWの連戦とかありますけど、平日開催のミッドウィークは4試合。おそらくは各チーム2試合ずつ分担する形になるんじゃないでしょうか。サンガとしては後半、6月と8月開催予定の2試合が平日ミッドウィーク開催となります。この時期は春休み期間ということもあり、春休み中の方の来場が予想されるなか、それなりにアウェイの動員にも貢献できたのではないでしょうか。国立開催を除けば最多だったんじゃないでしょうか。

アウェイにも駆け付けた客が多いなかで、何を持ち帰ってくるかですね。

 

 

メンバーを見て、ちょっとヤバいなという感じがしましたが、なんとかスコアレスドローで耐え抜きました。サンガがとかガンバの話ではなく、レフェリーの話ですね。これ以上は掘り下げませんけど。平穏に試合が終わってよかったです。勝ち点もプラスできましたし。ただし、今季の傾向として圧倒的にやられる試合は少なくなりそうですけど、勝ち点をこぼして、昨季ほど負けは減るけど、勝ちも減る。そんな傾向になりつつあるんじゃないでしょうか。6試合で引き分けが3つめですから。パトリックがいなくなった影響があるかというとないわけではないです。なんやかんや最後仕留めることができるのは魅力的です。それを失った分、どう勝ち点を補っていけるかがシーズンを通して問われる部分になるかと思います。

試合としては、特に前半はサンガの良さが見えた試合だったと思います。今季のガンバはここまで無敗(とはいえ、引き分けも多い)で、しっかり戦えているチームからこれだけできたのは収穫でしょう。しかし、決定機としては向こうの方があったかなと思います。後半は一進一退の攻防になりました。できれば選手交代で押し返したかったんですけど、バランスが崩れることを嫌い、カードを切れませんでしたね。やや終盤はガス欠で、ガンバが落ちてきた80分あたりに押し込めたらと思ってましたけど、こちらもガス欠できつくなりました。ただし、こうなるとカウンターが有効になるわけで、最終盤、マルコトゥーリオの決定機を演出することができました。最終的に得た勝ち点としては1でしたが、勝つチャンスもあり、危ういところもあり、トータルではイーブンといった形でしょうか。

 

 

ミッドウィーク開催ということでメンバーにも注目が集まりましたが、ほぼ同じメンバーでスタートしました。そのなかで代わりに入ったアピアタウィアと安齋ですが、無難な出来だったかと。安齋は初スタメンでしたが、バランスを崩壊させなかったのは収穫ですね。彼自身のコメントを見ると、先を見ているので、チームタスクと結果というところが両立できると安定して出場機会を得られるのではないでしょうか。センターバックのところはサイドバックのケアをしているんですけど、それでも穴をあけなくなっているんじゃないでしょうか。ギリギリで耐えている状況ですけど、最後崩壊させないということは大切にしてほしいです。

スコアレスでしたが、シュートを打てていなかったわけではないので、最後の質というところが課題かなと思います。シュートもレンジが遠いと質が下がりますからね。あと、中盤の構成を変えましたけど、バランスとしてはよかったです。中盤が崩れなければサッカーはしっかりするものです。

ガンバとしては昨季と比べると選手が動けていること、外国籍選手を効果的に使っていることで、質は上がってきているように感じました。ウイングにいるウェルトンはガンバが欲していたタイプなので、はまってますね。しかし、終盤はガス欠でしたかね。スピード系のウイングがいて、裏とり、仕掛けが増えると得点は増えると思います。

 

 

順位としては下がり、いよいよ下が見えるところまできました。試合としてはなんとかなってるだけに思ったより勝ち点が積み上がらないのがなんとももどかしいですね。最後のところ、1点を掴むとか、防ぐとか。こうした攻防を大切にすること。しかしながら、そこに至るところで駄目なら結果はついてきません。

次は中3日で磐田戦です。互いに3連戦の最後ということでコンディション的にはかなりきつい試合になると思います。特に強度を重視するサンガにとって、厳しいのは間違いないです。強度を出せる最善のメンバー構成をして、勝つことで視界を明るくしていきましょう。