前回の続きです。今回はJ1のボトムハーフの予想の弁です。私が予想したサンガもですけど、この予想を裏切ればいいわけですよ。私の視点からはこう見えていて、シーズンが終われば見えてなかった部分、予想できなかった部分を明らかにするためにもこういうことをやっています。レビューのための準備ですよ。

言い訳が多くなりましたが、早速やっていきます。

 

 

ぼかしていたボトムハーフの順位をオープンしておきました。

 

 

11位 FC東京

戦力とかを考えるともっと上にいけるんですけど、ここ最近の出来を考えると上位は考えにくいですね。このあとの保持型を志向するチームも戦力からすると低めの予想にしているんですけど、特に資金力のあるクラブにおいてもこういう予想にしているのは加える作業とともに削ぐ作業ができてないからです。分かりやすいのがマリノスです。時系列はぐちゃぐちゃですけど、結果が出始めたところでそれまでのチームの象徴だった中澤や俊輔はいなくなったんですよ。ベテラン選手はときにチームの動きを制約してしまいますからね。まだ削ぐ作業が足りないということです。

 

12位 北海道コンサドーレ札幌

下も考えましたが、昨季並みという予想に。戦力としては単純にダウンしてますし、昨季後半の戦いを考えると上振れする可能性はそんなにありません。しかし、なんやかんやメンバーが替わっても出入りの激しいサッカーができそうな気がするんですよね。得点が増えず、失点だけがそのままなら危ういんでしょうけど、新たな攻めの構築に期待して昨季並みという評価にしました。

 

13位 柏レイソル

戦力の上積みという点では乏しいんですが、こういうときこそ柏は不気味だということ。この一点です。攻撃面でどうしていくかでしょうね。点とれる選手がいるんですけど、それだけでは物足りなさも残りますし。攻撃に変化を加えられる選手が出ていったので、得点パターンの確立という不安は残っているのは間違いないんですが、そこまで劣るかというと微妙です。

 

14位 アビスパ福岡

これより下はないという予想をしています。最悪のケースでもこれくらいなので、もう少し上かなと思います。もともとそこまで得点力が高くないチームから、前線の核が抜かれました。得点力という点ではなく、チャンスメイクの部分でも大きいでしょうから、ダメージは大きいです。あと、井手口の引き抜き。これは簡単に埋まる穴ではありません。攻撃面よりもこのダメージを大きく見て、昨季並みは難しいかなという予想です。

 

15位 京都サンガ

色気を出しました。過大評価です。今のところ予想関係のものを読むと結構降格予想です。だから、今季も安心できないでしょう。戦力としての不安材料は前線のパワー不足くらいじゃないでしょうか。そこを半年経過時点でどれくらい答えを出し、答えが見つからなければ適切な追加補強を行う。あとは全体的なブラッシュアップができれば残留争いで優位に立てるとは思います。やはり過大評価ですよね。

 

16位 ガンバ大阪

正直なところFC東京と弁は一緒です。監督の志向と選手の志向が一致しないとき、監督をリスペクトするなら削ぐ作業をもう少ししていいんじゃないかなと思いました。加える作業としてはいい動きだとは思いましたが。土台となる後ろの部分で組織化されたらいいんですけど、その不安をかき消すまでには至らず。ポヤトスリスペクトなのか、失敗したときの保険なのか分からない新強化体制も不安視しています。

 

17位 湘南ベルマーレ

昨季の戦力から考えると大橋がいなくなった分、マイナスです。昨季の順位からすると降格の予想がされても仕方ないです。とはいえ、町野がいなくなれば大橋が出てきたように、新戦力の台頭が期待できるチームであることも事実としてあります。後ろが安定すれば最悪の事態は免れるでしょう。ただ、前線の新たな核を予想しきれなかったので、浮上は難しいと見ました。

 

18位 東京ヴェルディ

ここから降格枠になりますが、外れやすいのでラッキーだと思ってください。現時点でいうとこの査定しかできなかっただけです。J1でというのが昇格チームだと見えないんですよ。J1で通用する攻撃の核。これが揃えば難しくないかなと思います。頼りとなった失点の少なさをきちんと発揮していければいいんですが。3枠めの成績の悪さと資金力を勘案すると降格予想以外はつけにくいのが事実としてあります。

 

19位 サガン鳥栖

正直なところサプライズ予想です。失礼かもしれませんけど。戦力的なマイナスがようやく少なくなってきました。だからこその危うさというのもあるんじゃないかなと思っています。あと、川井監督が愛媛で指揮を執っていたときも最悪の事態を免れましたけれど3年めは苦しかったです。長期にわたって積み上げるノウハウが監督にあるのかというところ。あと、単純に昨季から抱える最終ラインの層の薄さへの対処ができてないので、シーズントータルになるとやや苦しさが出るんじゃないかと見ています。

 

20位 ジュビロ磐田

ジュビロも低めの予想が多そうですね。私もそれに倣っただけなのかもしれませんが。悪い言い方するとトップ3とここだけは先に決まった感じですね。まず、戦力が入れ替わったとはいえ、一昨季に降格しているというところがベースにあります。経験の浅い選手が多かったのなら、成長とか期待できますけど、そういうわけでもありません。昇格チームながら勝ち点数が低水準、新戦力もいますけど、外国籍選手の未知数具合と高評価を避ける材料が揃ってしまったというわけです。もちろん、新外国人が大当たりするなら、この成績に終わる可能性は低いです。とにかく1シーズン雑音なく戦えるかですね。

 

 

10チームの予想をしてきました。下位はどこが落ちるか分かりません。札幌を除いては後ろの不安材料をポイントとしているのかなと考えています。13~17位のチームは前線のパワーで物足りないチームがほとんどですが、それでも得失点差がものを言って残留するんじゃないかと見ています。ヴェルディはそこに乗っかれば十分に残る可能性はあるので、どこを蹴落とすかですね。

次回からはJ2の予想をしていきます。