今季もJDリーグについて昨季より見る機会が増えたこともあり、少しばかりではありますが、シーズンレビューをやっていきます。

すでに何回かやっているので、今回は主にダイヤモンドシリーズとタイトルについてのまとめをしていきます。

 

 

まず、今年はトヨタが優勝しました。ビックが日本リーグ時代から連覇していたので、久しぶりに王者が入れ替わることとなります。

ビックとしては悔やまれるのがシーズン終盤の戦いでしょうか。消化試合とはいえ、あまりにも負けすぎましたね。隙をつくらずにモードをつくっていかないといけませんでした。あと、個人レベルでも今季は昨季より状態がよくない選手が多く、後述するベスト9も優勝したわりには少なめの構成となりました。移籍予想で考察しましたが、主力選手の引退で世代交代を一気に進めるのか、それとも移籍選手に頼って来季タイトル奪還を目指すのか、注目です。

トヨタはここ数年で一気に若返りました。そのため経験としては浅いチームです。その若さゆえ、昨季は決勝にも進めないという脆さもありましたが、今季は太陽誘電から原田のどかが加入したのが大きかったと思います。彼女のホームランが効きましたから。あと、外国籍選手も要所で機能し、トヨタらしさを出すことができたんじゃないでしょうか。

POおよびダイヤモンドシリーズに出場した他のチームについてですが、残念ながら力不足だと言わざるを得ません。短期決戦ならごまかせるかと思いましたが、そうもいかず、準決勝では豊田織機、ホンダともに完敗でした。日本人の質でかなわない以上、他の手段を使うしかないので工夫して、リーグレベルのアップに貢献してほしいです。

 

 

続いて、11月にタイトル予想(ベスト9、MVP、新人王)の振り返りをしていきます。

私の予想は以下の通りでした。

 

 

 

東地区は全問正解という奇跡。成績を見て結論を出すという簡単な仕事でしたな。東地区はできた選手がはっきりしていたということでしょう。

西地区はキャッチャーが切石(トヨタ)、3Bが太平(豊田織機)、OFの3人めが樋口(タカギ)となり、新人王の打者部門が齊藤(伊予銀行)となりました。二択、三択となったところで間違えましたが、仕方ないですかね。兼平は打撃成績は良かったんですが、守備部門の拙さ、その影響で数試合DPで出てたと記憶しているので、それがマイナス査定だったこと、2位の豊田織機が2年でひとりというのもさすがにバランスを欠いているというのもあるんでしょうかね。太平なら納得です。新人王打者部門は規定打席到達が3人のうち誰かということで打率重視にしましたが、出場数と盗塁で秀でてたということで齊藤(この字で合ってるかは知りません)ということなんでしょう。規定打席に到達してなくても数字がよければ獲得の可能性はあるんですけど、それもいなかったということなんでしょうね。

 

 

東地区はタイトルを見るだけでもだいぶ力は分散されてるんだなと感じました。それでもビックが勝てるのは投手力の高さでしょう。フォード・カーダがいるホンダも投手力が高いチームですが、ビックは濱村に今季から復活した上野、前半は勝股もよかったわけで、鉄壁の投手陣でした。藤田倭が打者にほぼ専念しましたからね。トヨタ戦見ましたけど、めちゃくちゃよかったですよ。困ったら上野に託すという戦いで前半は鉄壁の投手陣でした。

西地区は相変わらずトヨタの1強構造を崩せず、今季は織機も2番手を守り続けるシーズンとなりました。対上位で無理せず、確実に下を叩くことができた順に順位が決まっていったかなというのが正直な感想です。それだけ2弱が目立ったシーズンとなりました。PO争いは下位との試合で落とした差だと思います。10部門中9部門でトップ3のチームなんですよね。シオノギは各々の力を上げて、ベスト9に入るような核となる選手が出てくるといいのかなと思います。逆にタカギは樋口を軸に強化されてきているので、下位チームのモデルになりそうですね。

 

 

掘り下げ方はいくらかあると思うんですけど、今回は短期決戦の振り返り、以前やったタイトル予想から振り返ってみました。

京滋の2チームについては観戦機会が多かったので、別途振り返りをやって2023シーズンの振り返りは終えようと思います。