J1の上位争いに続き、今回は残留争いを考えていきます。

 

 

 

まずは順位表を確認しておきます。10月シリーズ開幕前はボトム2で決まりかと思いましたが、4試合で両チーム併せて1敗のみとすさまじい追い上げを見せました。当初の見立てでは勝ち点20~25あたりが残留ラインとなり、30以上で残留濃厚としていたんですが、そうも言ってられなくなりました。昨季も降格した2チームだけがギリギリ1試合平均1ポイントを下回る結果となりました。もっとラインが下がると見ていたらそうでもないシーズンが続くことになっています。

降格の可能性があるのは14位以下となります。といってもサンガとガンバが降格する条件が連敗、横浜FCが連勝(これで勝ち点35)となり、湘南が1勝1敗(後述しますが、次節が湘南・横浜FC直接対決なので連勝はあり得ません、これで勝ち点34)、柏が少なくとも1勝という激烈に高いハードルに設定したうえで得失点差勝負となります。ガンバはそこまでくるとちょっと怪しいですが。

少なくとも抜け出しかけていた柏が再び危うい状況になっているというのは事実です。ですので、星取表についてはこの3チームピックアップです。

 

 

繰り返しになりますが、次節がすごく大切な試合となります。直接対決、会場は横浜FCホームのニッパツとなります。この試合で湘南が勝った時点で横浜FCの自動降格が決まります。引き分けでも横浜FCの降格決定とはなりませんが、得失点差のハンディがありますから、柏、湘南より勝ち点で上回ることが求められます。ただ、最終節が鹿島という難しい相手に見えますが、どのチームも最終節は終盤の戦いは迷走がみられるので、勝てるチャンスはあると思います。ガンバとサンガは自分らでどうにかしないといけないということですね。

 

 

予定通り、分量が少ないのでJFLの最終節についても考えていきます。

 

(日刊スポーツより拝借)

 

JFLは今季15チームにより28試合が行われます。来季から16チーム制に戻る予定なので、最下位チームが入替戦に進出することとなっています。

今季からJ3とJFLで入れ替わりが発生することになります。J2で町田が憂き目に遭いましたが、J3からだと初めてとなります。すでに北九州の最下位が決まっていて、問題はJFLの順位になってきます。すでにホンダの優勝が決定していて、この時点で北九州の自動降格はなくなりました。現時点でJ3ライセンス、入会審査をクリアしたチームで2位の可能性を残しているチームはありませんが、J3ライセンス継続審査となっているレイラック滋賀(スタジアム照明)と入会審査が継続審議ラインメール青森が入っていて、どちらかが2位に入ると月末の理事会次第ではありますが、入替戦が実施される可能性があります。

青森についてネックとなるポイントが観客数の少なさです。平均で2000人が努力目標とされながら、平均600人ほどという数字をどう判断するかですね。滋賀も1000人弱という数字ですが、スタジアムの申請はメインで使っている東近江ではなく、彦根となることから少しは期待できるのではないかと(東近江の交通の脆弱性を考えると1500人くらいが限度です)。それ以前に照明のテストですね。すでに実施されていると思いますが、どの程度の照度があり、どれくらいの費用をもてすれば明るさの基準を満たすのかということを検討せねばなりません。照度と観客の2点ですね。

さすがに努力義務で審査NGにはしにくいと思うので、OKにするんじゃないかと見ていますが、まずは最終節の結果次第となります。門番となるソニー仙台はアウェイでティアモ枚方(昨季までレイラック滋賀改称前のMio監督だった大槻氏がコーチをしています)と、滋賀はアウェイでヴィアティン三重と青森はアウェイで鈴鹿と対戦します。なんと三重県で両チーム試合をやることになります。

 

 

ちょうどいい具合に収まりました。J3の上位はまだ決する可能性は低そうなので、JFLの最終節とJ1の裏天王山はかなりヒリヒリした展開になりそうですね。

J1の試合は金Jを除き土曜日、JFL最終節は日曜日に一斉キックオフです。