2024年は新スタラッシュとなるなか、すでに完成に近づいているスタジアムについて調べ、あれこれ妄想する企画の2回めとなります。

今回はHIROSHIMAスタジアムパークです。すでにネーミングライツも決定していて、来年から「エディオンピースウイング広島」という名でスタートすることも決まっています。

 

 

画像を貼りつける場合、上記サイトより拝借することになります。

 

 

さて、広島のスタジアム構想について振り返ると1992年のアジアカップがこの地で開催されました。現在、サンフレッチェ広島のホームスタジアムとなっているビッグアーチに加え、広域第一球技場、びんご運動公園陸上競技場、広島スタジアムの4会場で行われました。その後、2002年のW杯の開催地としての立候補を目指しましたが、屋根を含めた工事の関係で断念することになりました。

これ以降も新スタジアム計画やビッグアーチの改修など様々な案が計画されてきました。ビッグアーチは当初5万人ほどが収容できるスタジアムとなっていましたが、個席ではなかったことでJリーグに届け出では3万人となっていました。メインスタンド以外に屋根はなく、アクセスは劣悪ということで昨年の観客動員はホームスタジアムが1万5千~2万5千人規模のスタジアムがボトムズを占めるなか、3万人以上収容できるスタジアムをホームとするチームでは唯一のボトムハーフという状況でした。あと、山奥ということもあって天候不順なのも影響したと思いますし、陸スタの見にくさもあったんじゃないでしょうか。

こうしたビッグアーチが様々な問題を抱えたなかで、新スタプロジェクトが動き始め、2020年、広島駅にほど近いエリアに建設がスタートし、来年から本格的に稼働することになります。

 

 

ゴール裏による座席の感じです。ちょっと分かりにくいですが、スタンドはメイン、バックとも3層、ゴール裏は2層になってますね。収容人数としては3万人ということでこのエリアでAマッチの開催もできそうです。JFAも協力してAマッチができるスタジアムを各エリアに確保するのもいいんじゃないでしょうか。できる限り陸スタでない形として。前回紹介した金沢市民スタジアムとは異なり、コーナーにも座席を設ける形となっています。吹田・京都型ですね。

 

 

これがスタジアムと周辺エリアの全体図です。スタジアムのそばに芝生の公園というのはどこかで見た光景ですね。しかもサンガスタジアムより広い。

アクセスでいうとJR広島駅から徒歩30分ほどですが、ひと駅いけば10分ほどになりますし、市電、アストラムラインとアクセスが分散される可能性もあるので、いい立地だと思います。駐車場はオフィシャルではないので、公共交通機関で行くのが無難ですかね

その他、スタジアムの中にレストラン、東の広場には商業施設ができる予定です。少し南にいくとかつて広島カープの本拠地であって市民球場の跡地があって、そちらも開発されるようです。平和記念公園や県庁など市の繁華街にできるスタジアムということで、サッカー以外にも楽しめる要素が詰まっています。

 

 

すでにチケット料金の発表もありましたし、このスタジアムに行きたいと考えておられる方は多いんじゃないでしょうか。

チームの経営事情もあまりよくなくて、スタジアム投資でかなり苦しい状況でしたが、ネーミングライツを獲得したエディオンの連結子会社になることが決まり、少しばかりは楽になるという見方もされています。まだまだ書き足りないような気がしますが、ここらへんで終了しときます。