8月も下旬に差し掛かり、夏の中断を経て様々なリーグが再開することになります。

WEリーグカップのスタートとともになでしこリーグも再開となります。プロと違って、アマチュアは昇降格争いが大変なんです。だからこそ面白さがあるので、それに着目していきます。

 

 

1部リーグ

 

 

上位争いは4位まで優勝の可能性がありそうですね。大きな差がないなかで勝負強さというのが鍵になっているのではないでしょうか。ニッパツがすんなり逃げきる可能性はそこまで高くないかなと考えています。

残留争いはN2次第で面白いことになるんじゃないでしょうか。最下位の大和はきついですね。得失点差のハンディがきついですから。愛媛も昨季から立て直せていない状況。一応、枠としては1.5枠ですが、アカデミー福島が2位以内に入ると降格枠も減りますし、昨季みたいに退会チームが出ると繰り上げという可能性もあります。S大阪と愛媛、あとは静岡あたりに入替戦の可能性がありますが、補強をきちんとしたS大阪は前半戦最後の勢いを考えると抜け出す可能性は高そうです。静岡と愛媛がどうなっていくかですね。上位もですが、下位もきちんと5ポイントの差があるので分かりやすいですね。

 

 

2部リーグ

 

 

再開はあと1ヶ月先になります。宮崎が残り4試合で3位に9ポイント差つけているので、2位以内は堅いですね。問題は2位争い。門番化している福島に復活に向かっている湯郷が2位争いをすることになりそうです。湯郷は失点の多さがネックになるところにキーパーも代表活動で抜けそうなのがネックになりますかね。逆転を考えるなら福島の失速が必要になってくるんじゃないでしょうか。

下位2チームはデッドヒート。個人的には不適格で両チーム降格でもいいんじゃないかと思っています。というのも両チームとも全国リーグを約20試合戦うのに必要な選手の量を揃えられなかったからです。20人くらいは必要でしょう。ベンチ枠を埋められないチームに戦う資格はあるんでしょうか。降格システムはアナウンスがあったか把握してませんが、従来に従うと最下位が予選会勝ち上がりの3チームと4チームで1もしくは3つの椅子をかけて争うことになるんじゃないでしょうか。財政的に厳しい下位チームの動向もあるので、正式発表まで待ちましょう。

 

 

予選会

 

 

8チームで争われることが多かった予選会ですが、琉球が抜けました。石川が新たに加わり、南葛が戻ってくることになりました。昇格2チームもなくなったことで7チームとなりました。これを考えると全国リーグに上がれるだけの体力をもっているのは現状これくらいしかないということですね。厳しい現実だと思います。プロ化もさらにハードルが上がりますからね。

昨季は外国籍選手の力を借りながらあと一歩のところで涙をのんだ出雲と常にハイレベルな争いをしているであろう関東の2チームあたりが有力候補ですかね。

 

 

W杯の恩恵というわけにはいかないと思いますが、自分たちの地元にチームがあるというところは積極的に応援していきましょう。その力が女子サッカーを盛り上げる一助になると思います。昇降格の激しい争いを通じて、プロリーグでは見せることのできない戦いに期待しています。