さて、先日の誤審騒動で追加人員、映像判定の導入が資金や人員の問題で難しいという視点でまとめました。根本的には審判の成り手を増やすことで、4人であれだけの範囲のジャッジを行う限界を超えていくこともまた必要なことだと思います。あとは誰でも使える映像判定。今や誰もが簡単に映像機材を扱えるわけですからね。こうしたものをオフィシャルにしてしまうことで、人間の限界を超えるというのも可能な手段かと思われます。トッププロじゃなくても使えるものがあればだいぶ良くなると思うんですよ。子どもにミスジャッジで泣き寝入りさせるという理不尽もなくなればいいんですけどね。

あと書き忘れていたことがあったので、まとめておきますね。今いる人員の役割を整理して、もし重大な瑕疵(ゲームのやり直しやバランスの崩壊)があれば試合を止めて是正するということをやってもいいんじゃないかということです。そこでマッチコミッショナーや審判アセッサーに協力してもらい、上から見て明らかな誤りがあれば正すことをOKとかできないかなと考えました。

 

 

以前、マッチコミッショナーの件についてですが、浦和の試合で騒動がありましたね。鈴木彩艶がエントリー条件を満たしていないのに、勝手な解釈でOKとしたけど、やっぱり間違いだったということで浦和は没収試合となりました(勝ち点のはく奪)。この件で触れたか忘れましたけど、ゲームを司る役割をしているのだから、もっと権限があるという意識をもち、ルール順守に務めるべきだと考えています。彼らはサッカー界に長く貢献し、それなりに精通しているからこそこういう仕事が与えられているわけですから。より意識づけるためにも本来の役割といえる応援者へのトラブルへの介入とかでももっと存在感を発揮させるべきじゃないかなと思います。

昨季、バックパスハンド(GK)においてレッドカードは適用されないというルールもマッチコミッショナーが理解し、その段階で試合を止め、適切な処置を行っていれば再試合をしなくて済んだわけです。彼らがルールに精通していると断定することは難しいんですけど、少なくとも誰よりも権限があって、ルールに忠実であるべき人間なわけです。ここが試合中に介入して、正すというルールができれば少しばかりは助かるミスもあるんじゃないでしょうか。

同じく、統括的な役割を担っているのが審判アセッサーです。こちらは元レフェリーであることが多く、審判インストラクターに任命された方がやることが多くなっているはずです。もちろん、マッチコミッショナーと兼ねていることもあるようです。こちらもルールには精通しているわけで、レフェリーの評価を下げるような事態を避けるために何らかの強権を発動させるのもルール上可能にするとかできるような気もしています。

あと、サッカーの審判における欠陥としては主審以外は副審であることです。要するに最終的に主審に委ねられるので、副審が正しきることができない可能性もあります。だからといって最終決定権がなければ問題も発生するんですけど。

 

 

レフェリーのジャッジをゲームの運営という広範に理解して、運営責任のある方にも協力してもらえないかというひとつの考えをまとめました。これについてはさすがに上が動かないと難しい案件ではあるんですけどね。上から見ていて、誤りを正せないのはもったいないからです。見てなかったならあきらめるしかないんですけどね。こうなると審判以外にも怒りの矛先が向くでしょうから、審判への心理的な負担が軽くなるかもしれません。

どんな仕事でもですけど、嫌われたり、汚れたりする人間がいて成立するということを忘れてはいけません。怒りが込み上げることもあるでしょう。ただ、それに対して、簡単に当たり散らかすのはいけないということですね。それ以上に今の状況で何が改善できるのかというのを考えることも重要かと思われます。私自身、マッチコミッショナーや審判アセッサーの役割を十分理解せず、ジャッジに協力せよというかなりの無理難題を押しつけているわけですが。