日曜日の観戦記です。

タイトルについては以下の通り。

 

 

開幕節からは大幅減となりました。原因として考えられるのはカードの魅力や販促、他のイベントとの兼ね合いもあったのかなと思います。というのも関西のサッカーファンは各々序列をつけてくるでしょうから、セレッソやサンガに流れた可能性もあります。あとは開幕という魅力や10時キックオフによるメリットなどなど考えられます。まあチームの努力だけでは2000人入ればいいと考えていいんじゃないかと思います。いかに協力関係を築けるかだと思います。私が見る限りだとメインスタンドの入りが悪く、ゴール裏も減りましたね。バック(招待)はそれなりでしたので、金を払ってまでには達してないと自覚すべきかと。この日、なでしこ1部の伊賀が伊賀市民招待を実施したら四桁いきました。なでしこ→WEに移行するにあたって、客単価が上がったわけですが、見る側はついてきてないということだと思います。

厳しいことを書くとこの状態が続けば、多くのカードで三桁というなでしこリーグ時代とそう変わらない動員で推移することになるでしょう。リーグ開幕前の段階で私は動員を重視してはいけないというのはある程度この状況になることが分かってましたし、コロナもあってどれだけ状況がよくなってもまだ人の動きが完璧というわけではないですからね。観客以外の収入源をいかに手に入れるか。実はJリーグもメインスポンサーの規模も重要になりつつあるという色んなスポンサーがある程度平等に支える構造ではなくなっているということも注視しないといけないかもしれません。

 

 

前置きが長くなりましたが、ゲームについて。正直なところ、この入りがもったいない試合だったとは思います。お互い固い展開になりましたけどね。ポゼッションしながらベレーザが主導権を握る試合となりました。ただ、INACは最後やらせなければいいという割り切りもしてましたね。ベレーザのシュートは惜しいシュートがほとんどなかったんですよ。逆に速攻で攻めたINACの方が決定機が多かったですね。

結果としてはゲームが終盤に差し掛かろうとしたところで、右サイドから高瀬が放ったループがキーパーの頭上を割る、女子サッカーでありがちなゴールシーンが決勝点となりました。

 

 

そこで互いの課題を触れておきます。

まず、アウェイ側から。2トップのパワー、スピードは脅威になるので、そこを使っての攻撃はよかったんですが、パスは回ってもそれが相手に効いてるかというとそうではないように感じました。ゲームをつくるとかあまりできてないんですよね。アバウトなボールを入れたところで相手も分かってるでしょうから、崩すというのは難しいですね。攻撃のところでの工夫が足りてませんでしたね。後ろは前線のパワーとスピードにうまく対応できてましたが、田中桃子と山下では格落ち感が否めないなとは思います。

ホームチームについて。こちらも前線にパワーがあるのでそこにボールが入ればチャンスになります。前半終了間際の田中美南の決定機は前線の関係性がうまくできていたからこそ、あそこまでいけました。ただ、気になったのは後ろの不安定さです。強いシュートはそこまで多くなかったのはラッキーでしたが、ビルドアップでのミスが多くありましたし、トップの対応で手を焼いた印象もあります。この試合と同日に左ストッパーで開幕からスタメン出場していた羽座が前十字靭帯断裂の大怪我で長期離脱。代わりに新人の竹重が使われましたが、甘さが見られましたね。ただ、いい経験ができたと思います。浦和を除けば簡単に負けないと思いますので、うまく経験の浅い選手をローテーションさせて起用しながらトップレベルの試合で使えるように力をつけさせることが必要だと思います。ベレーザはメニーナの選手を使ったりして、もうやってますからね。

 

 

最後に芝についてまとめておくと、回復しているとはいえ、依然として状態はよくないですね。先週あたりから前十字靭帯の怪我で離脱する選手があまりにも多いので、せっかくプロリーグを立ち上げたんだから選手を守る提言もしたいと考えています。そのひとつにプレー環境もあります。

 

 

 

サンガスタジアムもですけど、バックスタンドだと後半モロに太陽光を浴びるのでめちゃくちゃ暑いです。冬になれば助かるのかもしれませんけど。

 

 

ゲーム内容と運営など、両方書いたので、まあまあの分量になりました。前回同様、女子サッカー観戦については次回以降未定です。