土曜日の試合の2つ目ですね。入替戦、バニーズと名古屋の試合について振り返っていきます。

まず、初戦は2-1でバニーズの逆転勝ちでした。バニーズが立ち上がりにPKを獲得しながら失敗。そのあと、先制を許すという最悪の展開となりました。ただ、後半は相手が予想以上に守りに徹したこともあって攻勢を強め、同点、さらには終了間際に逆転し、試合を終えました。

正直な感想としてはワンサイドで負ける可能性もあると思ってました。カテゴリが違えど、勢いは相手の方が上、ポジションによってばらつきはありますが、上部カテゴリでプレーしてもおかしくない選手がいますから単純に力負けする可能性もあるんじゃないかと考えてました。確か後半戦最初のホームゲームの前日が高槻と名古屋の試合で見にいきましたけど、それくらい名古屋は強い印象をもちました。それが終わってみたら相手のゲーム運びの拙さもありましたがこちらが攻めて勝つことができましたからね。もちろん、昨季の失敗もありますから油断もできませんし、とにかくうまくプランニングをして戦えるかがポイントかと考えてました。

 

 

前置きが長くなりましたが、要するにしっかりプランを立て、それを遂行していく。そして焦りを生み出していくことでこちらが優位に立つということを考え、プレーしてほしかったわけです。とにかく、やられがちな立ち上がりですが、予想通りバタバタしてしまいました。ここでやられなかったのはラッキーでしたね。その後、徐々にペースを取り戻すと接触プレーで相手選手が負傷。CBの選手だったのでどう替えてくるかと思いきや、まさかの2列目の選手を投入することになりました。個人的には怖い長谷川を3列目にしてラッキーでしたね。前半の終盤はバニーズのペースになりましたから。

後半になると修正してきて、立ち上がりにその長谷川にシュートを打たれ、ポスト直撃というあわやの展開。後半も立ち上がりはよくなかったです。ここで粘りきるとあとは相手の焦りとこちらのゲーム運びということになります。点をとらないといけない状況であれば人数をかけて攻めますが、この試合は3人くらいしかかけず、SBもほぼステイという状況。結果的に点は生まれませんでしたが、チャンスはできていました。ただ、向こうも攻めあぐねながらもこちらが悪い奪われ方や跳ね返すべきところで跳ね返せないと攻めてくるわけで、何度かピンチもありました。38分のPKは最たるものでしたね。こちら側としては0-1で負けても大丈夫だったので、決められても落ち着けるかということしか考えてませんでした。まあ向こうの焦りとこちら側がメンタル的に優位に立ったこともあって、PKはポスト直撃で済んだわけですが。その後はほとんどピンチらしいものもなく、終了。

 

 

ちなみに向こう側は道倉キャプテンと熊田監督のインタビューが載ったインスタがありましたので紹介しておきます。

道倉 

https://www.instagram.com/p/B48PUrhp67r/?igshid=ow67vuulj881

熊田 

https://www.instagram.com/p/B48O5B9J7id/?igshid=1srf02nj6cw5a

 

相手の分析だと決めるか決められないかの差だということですが、果たしてそうだったんでしょうか。確かにチャンス量は名古屋の方が多かったです。しかし、こちらがミスしたり、落ち着けなかったりすることが原因のチャンスが多く、崩せた、相手を混乱させたといえるようなシーンはあまりなかったと思います。相手を混乱させる=メンタルで上回るようになっていれば決められるチャンスはあったと思います。それを個に押しつけるだけでは正直どうなのかとは思います。

逆にバニーズは落ち着けばなんでもない相手だったのに、こういう結果、内容に終わったのは9位で終わった要因でもあります。相手には失礼ですが、接点での勝率はもっとやられると思ってましたが、五分、もしくはこちらが優勢だと感じるくらいでした。ひとつは怪我人(安部、瀬倉、三宅?)が出たこと、もうひとつは加藤のコンディションが上がってなかったこともあるでしょう。もっとやられると思ってましたから。加藤に引っ張られてたらもっと劣勢になってたはずですが、そうはならなかった。これはラッキーなのか、スタートから出したミスなのか(高槻戦では加藤は途中出場)。そういや先月のセレッソ戦でも明らかに動きの悪い小山、浜野の遠征帰り組に助けられて勝ち点を獲得してましたね。これは運でしょう。ただ、こちら側としても松田がいつも以上に効いていて前向きでキープすれば相手としては嫌だったと思います。なかなか今季は機能せず、スタメンから外れる試合もありましたから。私が感じた差はこうしたところですけどね。要するにバニーズのストロングポイントを抑える力が足りなかった。それゆえ受ける時間を多くつくってしまい、攻撃にかける回数を増やせなかったことです。バニーズのシュートは5本ですが、名古屋も8本と少ない。これはバニーズペースだったのが理由だと見ています。やらせないというところですね。それでもこちら側をひやひやさせたシーンについてはシーズン通しての問題でカテゴリが上がれば逃してもらえないというのを忘れてはいけません。

 

 

これで来季も2部リーグで戦うこととなりました。チャレンジリーグに落ちていれば昼間の時点で東行き、すなわち北海道遠征を行うこととなってましたから、チームの予算としても助かったんじゃないでしょうか。もちろん、こんなサッカーをしていたら来季はないというのを昨季も書いたはずなんですが。チームとしての質、個々人の質も上げていかねばなりません。すでに2人の来季加入が決まっていますが彼女たちを含め、どういうオフを過ごしていけるかです。もちろん、チームとしては選手を揃えるのは難しくなってきます。ハード面を含め、チームの体制を見つめるいい機会だと思います。昨季に比べると終了が早くなりそうなので(皇后杯で最後らへんまで残れば話は別ですが)、しっかり時間をかけ編成を行い、環境整備のために何が必要かを検討し、実行していかなくてはいけません。要するにチャレンジリーグから上がってきた勢いだけではもう駄目だという認識をもたねばなりません。

いろいろ書きましたが、よく頑張りました。来季以降も期待しています。